シェア

ビッグバンから現在まで:宇宙の進化を可視化したシミュレーションが話題に

NASA, ESA, and J. Lotz, M. Mountain, A. Koekemoer

NASA, ESA, and J. Lotz, M. Mountain, A. Koekemoer

わたし達の身体は星の残骸によって出来ているーーあくせくとした毎日の中、生きることに必死なわたし達には、自分たちをこのように考える機会にはなかなか恵まれないかもしれない。しかしわれわれの身体を作り出す組織は、長い年月をかけ星が幾度も生死を繰り返した結果に生成された元素から成り立っている。

ガスや塵は重力に引かれ、星となっては爆発を繰り返す

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=QSivvdIyeG4[/youtube]
APOD Videos

この動画はイラストリス・プロジェクトの一環として作成されたもの。3次元宇宙の軸は中心から端まで3500万光年がカバーされ、130億年もの年月がシミュレートされている。3次元の立体宇宙をヴァーチャルカメラの視点でとらえたシミュレーションは、ダークマターの進化と温度分けされた水素ガスを可視化し(0:45)、超巨大なブラックホールが熱いガスを爆発させる様子(0:50)、その後ヘリウムと炭素が生成される様子(1:30)、そうして再びダークマターを可視化したものに移り変わる(2:07)。

シミュレーションには、これまで明らかになっている天文物理の総知識が組み込まれ、銀河や銀河団がどのようにして生成されたかが描写されているが、それでも実際の宇宙と比べると古い星が数多く生成されてしまうなどの問題もあるのだという。研究者らはこの食い違いがどうして起こるのかを調査し、さらに詳細なるモデルを作っていきたいとしている。

われわれは星の死なくして存在し得ない。この宇宙の進化の可視化は、生命の源となった物質の発祥というものに新たな視点を投げかけてくれるのではないだろうか。

Posted: |Updated:

Text by あきやま

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング