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コンピュータが描いた架空のレンブラント作品が本物以上に本物すぎる

YouTube/The Next Rembrandt

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AI(人工知能)が描いた架空のレンブラントの作品、つまり実在しないレンブラントの作品が、現在、オランダ・アムステルダムの美術館「Galerie Looiersgracht60」で公開されている(上の写真)。

最先端テクノロジーを結集して描かれたこの絵は、17世紀を代表する画家レンブラントの新作としか思えない。

The Next Rembrandt

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AIにレンブラントの絵を勉強させた

「ザ・ネクスト・レンブラント」——それがAIにレンブラントの「新作」を描かせるという、このプロジェクトだ。

プロジェクトを推進するエンジニアたちは、まずAIにレンブラントの364の作品を分析させ、その特徴を徹底的に勉強させた。

例えば、AIは顔認証アルゴリズムを用いてレンブラント作品に典型的な人間の表情のパターンをデータベース化した。

また、本物の作品のキャンバス上に塗られた絵の具の盛り上がりまでも分析して、レンブラントの筆づかいの癖までも再現できるようになったという。

The Next Rembrandt

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白人男性の肖像画を描け

こうしてレンブラントを勉強したAIに、エンジニアたちは 肖像画を描くように命令した。その際の条件は「30代の白人男性を描くこと。その男には髭があり、襟付きの暗い色の服を着ていて、帽子を被っている」というもの。

これだけの条件を与えて、ゼロから画を描かせた。

完成まで18カ月

AIが画を完成させるまで18カ月かかった。1,480億ピクセルの画像データは、最先端の3Dプリンタで印刷され、18層のUVインクが絵の具の盛り上がりまで表現している。

近年、AIは急速に人間に近づいているようだ。芸術の世界でAIが主役になる日も近いのかもしれない。

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Text by Sophokles

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