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幻の「ルビーシードラゴン」は実在していた!研究者がその姿を撮影

Twitter/AustralianGeographic

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ルビーシードラゴンは、博物館に標本はあるが実在が確認されていないシードラゴンの1種。その姿が、世界で初めて、オーストラリアの海で撮影された。

シードラゴンはたつのおとしごに似ているが、生物学的には違う種。体に木の枝や羽のような擬態があるのがシードラゴンの特長。これまで、リーフィーシードラゴンとウィーディーシードラゴンの2種しかないと考えられてきたが、今回の発見で、ルビーシードラゴンが第3の種として加わることになる。

facebook/Western Australian Museum

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博物館で発見された標本

ルビーシードラゴンは、まず標本が発見された。米国スクリップス海洋研究所と西オーストラリア博物館の研究者たちが、2015年、同博物館にあるシードラゴンの古い標本を調べていたところ、どの種にも属さない未知のものがあったという。

鮮やかな赤色をしたそのシードラゴンは、ルビーシードラゴンと名づけられたが、それが本当に生存するかどうかははっきりしなかった。

上の写真は2015年に発見された標本だ。

ルシェルシュ群島の海に生息

幻のルビーシードラゴンを求めて研究者たちは、今月初めからオーストラリア近海を水中ドローンで探索していたが、探索を開始して数日後に、運良くその姿を発見したという。

「それは素晴らしい瞬間でしたよ」と、探索に加わっていた研究者の一人、ジョセフィン・シュテイラーさんは言う。「シードラゴンと言えば枝葉のような擬態が特徴なんです。ところが、ルビーシードラゴンにはそれがない。そんなシードラゴンがいるとは考えてもみませんでした」

確かにルビーシードラゴンには枝葉のような擬態がなく、たつのおとしごに似ている。また、水深50mという深い水域に生息している点も、他のシードラゴンとは違っているそうだ。

スクリップス海洋研究所は、海底を泳ぐルビーシードラゴンの映像を、1月12日に公開した(下の動画)。映像では光の加減でルビー色には見えないが、実際は冒頭の写真通り、鮮やかなルビー色をしているそうだ。

YouTube/Ruby Seadragon First Glimpse in Wild

YouTube/Ruby Seadragon First Glimpse in Wild

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