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新開発のMRIが映し出す胎児の活発な動きに驚き

Channel Mum/YouTube

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英国政府が1000万ポンド(約14億円)を投入して進めている医療プロジェクト「iFIND」が、その最初の成果を公開した。

新開発された高性能MRIが捉えた胎児の動画だ。

足を蹴る様子までくっきりと

その24秒の動画には、妊娠5カ月目の胎児が、これまでにない鮮明さで映っている。子宮の中で首を回したり、へその緒を手で握ったり、足を蹴って伸びをする様子が、はっきりと見て取れる。

Channel Mum/YouTube

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これまでのMRIでは不可能

この映像は、新開発のMRIだからこそ撮れたもの。

「妊娠5カ月の胎児を撮るのは難しいことなんです」と、プロジェクトメンバーであるデイヴィッド・ロイド教授(ロンドン大学キングスカレッジ)は言う。

その時期の胎児は体長20数センチほど。小さ過ぎて通常のMRIでは鮮明に映らない。ロイド教授によれば、新開発のMRIにそれが映るのは「周波数の非常に短い音波を利用しているから」だそう。

英国では中絶是非の論議が再燃

この動画のおかげで、英国では人工妊娠中絶の是非に関する論議が再燃しているらしい。

現在、英国の法律では、妊娠6カ月目まで(条件つきで)人工妊娠中絶が認められている。ところがこの動画から分かるのは、それ以前の5カ月目にして、胎児はすでに人間としての形を整えているということだ。

海外ニュースメディアが伝えたところによると、この動画が公開されたことで、人工妊娠中絶の期限を5カ月以内に短縮しようという意見が、英国政府内で出始めているそうだ。

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