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Facebookの2つのAIが、自分たちだけの言葉を作って話し始めた

イメージ写真/shangrilatimes_flickr

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Facebook社が試運転中の2つのAI(人工知能)、ボブとアリスが、自分たちだけが解る隠語を創作して話し始めたという。

ある日、意味不明な言葉遣いが始まった

ボブとアリスは、物事の交渉をするようにプログラミングされたAIだ。

例えば「一定数のアイテムを両者で分け合うように」と指示すると、両者は自分の取り分を決めるために話し合いをし、その過程で交渉技術を学習していく。

そんなボブとアリスをモニターしていたFacebookの技術者は、ある日、妙なやり取りを発見したという。それは下のようなものだった。

ボブ:i can i i everything else.

アリス:balls have zero to me to me to me to me to me to me to me to.

ボブ:i i can i i i everything else.

英語として意味不明なこの文章は当然、技術者にも意味が解らなかったが、2つのAIの会話はその後も続き、同様の文が頻出。明らかに、AI同士は意思疎通ができていたとのこと。

ちなみに、ボブの発言「i i can i i i everything else」は、アリスに対してより多くのアイテムをオファーする内容らしい。

普通の言語である必要はない

Facebook AI Research(人工知能研究所)の研究員であるDhruv Batraさんは「(AI同士が交渉で)スタンダードな英語を使い続けてもメリットはない」と言う。

われわれ人間も、何かの交渉時にはコミュニケーション効率を良くするために業界用語や専門用語を使うが、AIも効率を求めて同じことをやり始めるらしい。

「AIは(人が)理解できる言語を外れ、独自の暗号を創作するようになったんです。例えば私が『the』を5回くり返して言った時、相手は『そのアイテムのコピーが5つ欲しい』という意味に受け取るというように……人間だって略語や隠語を創作しますから」

AIをシャットダウン

AIが独自の言語を創作し始めるという現象は、実はこれまでにも起こっている。Googleが翻訳のために開発したAIがその一例だ。

GoogleはそのAIを現在も稼働させているが、Facebookはボブとアリスをシャットダウンした。

停止の理由は報じられていない。

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