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「パパの作品展はお客ゼロ…」娘のツイートがきっかけで売れっ子になった画家

TAPEstry Art by Gerardo Saenz/Facebook

TAPEstry Art by Gerardo Saenz/Facebook

米国テキサス州に住むGerado Saenzさん(下の写真)は子供の頃から芸術的なものに興味があり、学生時代から「夕日」をテーマにした絵を描き始めた。

現在は42才、結婚して子供もいるが、絵画や音楽への情熱は衰えず、カセットテープをキャンバスにして描いた抽象画を、自身のFacebookページ「TAPEstry Art」に発表し続けている。

お客ゼロの作品展

だが、才能ある芸術家が世間に認められないというのはよくあることだ。

彼は幸運にも、地元ウェスラコ市の「ウェスラコ・バイカルチュラルミュージアム」で作品展を開けることになった。それは彼にとって、生まれて初めての個展だった。

だが、お客が一人も来なかったという。海外メディアの取材に応えてSaenzさんはこう言っている。

「ウェスラコ・バイカルチュラルミュージアムは、ある日、僕に作品展の機会を与えてくれました。ただ、生憎その日はひどい悪天候で、お客は一人も来ませんでした。僕は落ち込みました。けれど、僕もボランティアのスタッフも、出来るだけのことはしたと思います」

娘のツイートから新たな展開に

しょげるSaenzさんを見て可哀想に思った娘のTatiannaさんは、父のために、今月8日、こんなツイートをした。

パパの作品展に、今日誰も来なかった。熱意を込めた作品をみんなに見てもらえると、お父さんはこの日をとても楽しみにしていたのに:’( もしお父さんの作品に興味を持つ人がいたら、Facebookを見て「いいね」してほしいな。Facebookページは「APEstry Art by Gerardo Saenz」

このツイートはあっという間に広まり、投稿後1週間ほどで、作品を気に入った人たちから190,000以上の「いいね」が集まったという。

そして、もっといいことがあった。Saenzさんが作品を販売しているEtsy.comには、ハワイ、ドバイ、フランス、ブラジル、カナダ、デンマークなど世界各地から注文が殺到したというのだ。

80年代の音楽と夕日がテーマ

Saenzさんは自分の作品について「1980年代の音楽とカセットテープ、そして美しい日没のシーンがテーマだ」と言っている。

「80年代に育った僕は、カセットテープで音楽を聴きながら、よく夕日を眺めていました。その時の音の響きと一体になった、僕自身の感情を絵で再現したいと思っているんです」

絵を買って満足げな人たちの画像も投稿されている。Saenzさんの年代より若い人もいるようだ。

80年代にはなかったSNSと娘さんの優しさが、Saenzさんに新展開をもたらした。

「これから先にとても期待しています。そして、僕をサポートしてくれたみなさんに感謝します」と彼は言っている。

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Text by Sophokles

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