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埋葬はパートナーの隣に…バイセクシャルの雄のガチョウが40歳の天寿を全うする

Wellington Bird Rehabilitation Trust/Facebook

Wellington Bird Rehabilitation Trust/Facebook

ニュージーランド・ウエリントンの野鳥保護施設で2月6日、バイセクシャルでかつ目が不自由だったガチョウが40年の命をまっとうした。

雄の黒鳥に恋したガチョウ

トーマスという名のガチョウは、雌のガチョウには興味を示さず、ヘンリーという雄の黒鳥(ブラックスワン)と24年もの間、夫婦のように仲良く暮らしていたという。

ところが、そこに雌の“白鳥”のヘンリエッタがやって来る。ヘンリーの心はヘンリエッタに向いてしまうが、トーマスはそれでもヘンリーを慕い続け、その後6年間、2羽が産んだ計68匹の雛を育て続けていた。

実らぬバイセクシャルの恋

トーマスにとってある意味幸せとも言えたこの三角関係は、2009年、ヘンリーの死によってエンディングを迎える。

パートナーを失ったヘンリエッタは別の雄の白鳥とともに飛び去って行き、トーマスは淋しく取り残された。

その後トーマスは、同類の雌のガチョウとの間に子供をもうけたが、ジョージというよそ者のガチョウに彼女の心を盗まれてしまったそうだ。

そして2月6日、ガチョウとしては異例の長さという40年の天寿をまっとうした。

他の鳥たちの子育てを手伝っていた

トーマスは野鳥保護施設で、他の白鳥のカップルの子育てを熱心に手伝っていたそうだ。

「きっと、昔の恋を懐かしんでいたんじゃないでしょうか。しかも彼(トーマス)は盲目ながら、その子育てがとても上手だった」と、施設のスタッフは言う。

「軸付きのトウモロコシが大好物で、それをあげないと1日中不満そうにしていましたよ。彼はちょっと変わっていましたが、とても性格のいいガチョウでした。我々スタッフの良い友達でした。安らかに眠ってほしいと思います」

トーマスは、ヘンリーのお墓の隣に埋められる予定になっている。お葬式は2月末に執り行われる。

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