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150万羽の巨大ペンギンコロニーが人工衛星から発見される

NOAA Photo Library/flickr

NOAA Photo Library/flickr

これまで知られていなかった巨大なペンギンコロニーが、南極の島で発見された。

減少中と思われたアデレーペンギン

アデレーペンギンは、南極圏で最も多く生息していたペンギンだが、近年の調査では減少の一途をたどり、生態学者や環境保全活動家たちを憂慮させていた。

ところが、過去の調査で見落とされていた巨大なコロニーが、 南極半島の突端にある島で新たに発見されたのだ。

デンジャーアイランド

見つかった巨大コロニーがあるのは、Daner Island(デンジャー・アイランド)という島。その名の通り危険が多く、人が入って行くのが困難な場所。

調査チームの一人であるオックスフォード大学のTom Hart教授は、海外メディアにこう語っている。

「誰も探さなかった場所にそれがあった——今回の発見はそういう典型的な例です。デンジャー・アイランドは、まずそこに行くのが大変。なので、誰も詳しく調査していなかったんですね」

人工衛星の映像から

今回の発見には、人工衛星が大きな役割を果たしている。きっかけとなったのは、NASAの人工衛星ランドサットからの映像だ。そこに、大量のペンギンの糞らしきものが、薄黒い染みのように写っていたという。

調査チームが現地に赴き、ドローンを飛ばして島全体を調べると、150万羽のアデレーペンギンが生息する巨大コロニーが見つかった。

コロニーの大きさにはStony Brook大学のHeather Lynch教授も驚き、こう言っている。

「ドローンの映像を見てコロニーの圧倒的な大きさを知り、我々調査チームは息を飲みましたよ。そしてこう思いました——もし見ている映像が現実なら、これは世界最大級のアデレーペンギンのコロニーだ、とね」

下にあるのがウッズホール海洋研究所から公開されているドローン映像だ。

減少中と思われていたアデレーペンギンは、どうやら住む場所を変えただけのようだ。研究チームは、ペンギンたちがデンジャー・アイランドにコロニーを形成した理由について、これからさらに研究を進める予定。

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Text by Sophokles

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