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習ったことのない英語を喋り出したイスラエルの3歳児に専門医も驚き

写真AC

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アラビア語を話すイスラエルの家庭に育った3歳児が、習ったことのないイギリス訛りの英語を喋り始め、海外メディアを騒がせている。

イスラム教ドゥルーズ派の家

現在3歳と6カ月になるO’Neal Mahmoud君は、イスラム教ドゥルーズ派の家庭に育ち、家族はアラビア語を話している。2歳になるまでそのアラビア語も全く喋れなかったO’Neal君は、ある日突然英語を喋り始めたという。それも「my dear(親愛なる)」「oh my goodness」といったイギリス人がよく使うフレーズが入った、イギリス訛りの英語を。

家族が住むイスラエル北部の町マジダル・シャムスには、英語を話す人はいるが、イギリス英語ではなく、「my dear」などというフレーズを使う人はいない。

家族が使うアラビア語が喋れない

さらに驚くことに、O’Neal君は自分が使っている英単語と同じ意味を持つアラビア語を知らない。

言語能力をテストした専門医によると、O’Neal君の英語力は英語を話す家庭に育った3歳児と同等。一方、母国語といえるアラビア語はそれより遥かに下だという。

現在、イスラム教系の幼稚園に通っているO’Neal君は、他の園児たちとアラビア語でコミュニケーションが上手く取れず、それが両親の悩みになっている。

家族も知らない英単語が飛び出す

O’Neal君はイスラエルのメジャーTV局の番組で取り上げられ、内容の一部は局のFacebookで公開(part1/part2)されている。その中に、O’Neal君が英語を喋る場面少ないものの、家族や医師などの証言が多く収録されている(言葉はヘブライ語)。

O’Neal君の祖父Yahya Shamsさんは「彼が喋る英語の全部はわかりません。口では『うん、わかった』と応じても、何を言ってるかわからないことが時々あります」と言っている。

両親は英語を話せず、O’Neal君を外国旅行に連れて行ったこともない。イスラエルには英語のテレビ放送もあるが、O’Neal君はそれをほとんど見ていない。

それにもかかわらず、「motorcycle(オートバイ)」「rectangle(長方形)」「waterfall(滝)」など、言語学的に複雑な構造を持つ英単語をO’Neal君は使う。しかも、それと同じ意味のアラビア語は知らないのだ。

O’Neal君を診ている病院の看護師Irit Holmanさんはこう言う。

「彼の両親は、最初、2歳になっても言葉をまったく喋らないと言って病院に来ました。その次は、英語を喋る、イギリスの王様のような英語を喋る、と言って来院しました」

真性異言なのか?

輪廻思想を信じる両親は、O’Neal君の前世がイギリス人だったと思っているようだ。

テレビ番組の中では心理言語学の専門家であるDr. Khaloub Qa’awar氏とKeren Ben Itzhak氏が意見を述べている。それによると、O’Neal君は真性異言(xenoglossy/ゼノグロシー)の1例である可能性が高いそうだ。

真性異言とは、学んだことのない外国語を操ることができる超自然的な現象を指す用語で、超能力を科学的に解明しようとする超心理学の分野で使われる言葉だとのこと。

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Text by Sophokles

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