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買う人が値段を決める「値札のない食料品店」がカナダで開店、なぜ?

イメージ写真/Fotolia

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今月、カナダ・トロント市にオープンしたその食料品店「Feed It Forward」には値札がない。

商品棚に並んだパンや缶詰、フルーツ、野菜、シリアルなどをカゴに入れ、客が自分で決めた金額をレジで支払うシステムになっているからだ。

こんな食料品店は「世界初だ」と報じている海外メディアもある。

問題ないのに廃棄されている食品を販売

店で売られているのは、通常なら廃棄される運命にある食品だ。

廃棄されると言っても腐っているとか期限切れということではなく、形が悪い、傷が付いているなどが理由。食べるうえでは何も問題はない。

缶詰やシリアルなどは消費期限間近のものが売られているが、それでも期限までは2カ月以上あるという。

主な仕入先は農家や大手スーパマーケットチェーン、ベーカリーチェン、レストランやカフェなど。

特に大手スーパーなどは、多く仕入れすぎて倉庫のスペースを占領している商品を、廃棄する代わりに「Feed It Forward」に寄付しているそうだ。

「店によっては商品を4〜6カ月間しか棚に置かないと決めているところもあり、それを過ぎた商品をうちに寄付してもらっていますが、中には期限切れまでまだ6カ月以上あるものもあります」

こう言うのは、「Feed It Forward」の仕掛け人であるJagger Gordonさん。

エコと慈善活動を合体

プロのシェフでもあるGordonさんは、カナダでよく知られた慈善活動家。「もったいない運動」と慈善活動を合体させて、お腹を空かせた人たちに食べ物を提供するプロジェクトを進めている。

そのアイディアを得たきっかけは、2014年にケータリング事業を始めたことだそう。

その時に、驚くほど大量の食べ物がゴミ箱行きになっているのを目の当たりにし、さっそくそれを利用してスープキッチンを開設したという。

Gordonさんは海外メディアにこう語っている。

「カナダ人は食べ物を捨てずに上手く利用しているんだ、と言いたいんです。それを世界に主張するのが、今回開店した食料品店のコンセプトなんです」

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Text by Sophokles

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