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8月4日に太陽に“超接近する”NASAの探査機が打ち上げ予定

Parker Solar Probe/Facebook

Parker Solar Probe/Facebook

NASA(アメリカ航空宇宙局)は、打ち上げが延期されていた宇宙探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」を、8月4日にフロリダ州ケープカナベラル空軍基地から打ち上げることを発表した。

1,400℃に耐える耐熱シールド

太陽の調査をミッションとする探査機「パーカー・ソーラー・プローブ」は、普通乗用車ほどの大きさで、1,400℃に耐える炭素繊維強化炭素複合材料の耐熱シールドを備えている。

発射後の探査機は太陽に到達すると、周回しながら「太陽に接触する」ほど(表面からの距離650万キロ)近づいて、さまざまな観測データーを収集する予定だ。

これまで人類が宇宙に送ったどの探査機も、これほど太陽に接近したことはない。

初めてコロナの中に入る

NASAの報道官は言っている。

「太陽大気のもっとも外側にあるコロナの部分に探査機が入るのは、人類史上初めてのことです。

コロナの内部で得られるデータは、コロナを詳しく理解するための大きな助けとなるでしょう。それは、地球の磁場を撹乱させる太陽風の原因解明にも繋がるはずです」

コロナは電気的に解離したガス層(プラズマの一種)で、太陽表面から離れているにもかかわらず太陽表面より温度が高い(100万℃以上)。

なぜそうなるかは分かっておらず、コロナが発生する原因も現在のところ分かっていない。

「クールでホットなミッション」

「コロナは実際のところ、太陽の中心よりも熱いのです。その理由を突き止めるのが、今回の探査ミッションの大きな目的です」と、今回のプロジェクトに関わったジョンズ・ホプキンス大学のNicola Fox教授は言っている。

「パーカー・ソーラー・プローブは、これまでのどんな探査機も経験したことのない高温の中に入り、太陽に初めて接触するのです。

これは最もクールで、最もホットなミッションだ、と言いたいですね」

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