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世界第2位の広さの珊瑚礁が「危機遺産」リストから除外

UNESCO/Instagram

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オーストラリアのグレートバリアリーフに次いで世界第2位の広さを持つカリブ海のベリーズ珊瑚礁が、「危機にさらされている世界遺産」リストから外された。

2009年からリスト入りしていた

ユカタン半島南部にあるベリーズの海岸から沖合20kmに広がベリーズ珊瑚礁保護区は、1996年にユネスコ世界遺産に登録され、2009年からは「危機にさらされている世界遺産(危機遺産)」に指定されていたが、先月、その指定が外された。

これは、先月24日から今月4日までバーレーンの首都マナーマで開かれていた第42回世界遺産委員会の決定によるもの。

(これは凄いニュースです! ベリーズはよくやった! 自然遺産を守ることで、我々の地球は素晴らしさを取り戻します ! これからも続けていこう!)

珊瑚礁のような自然遺産が「危機遺産」リストに登録される理由はいろいろあるが、ベリーズ珊瑚礁保護区の場合、マングローブの林の伐採や過度な観光開発による環境の悪化が主な理由だったとされている。

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環境保護政策の成果

ベリーズ珊瑚礁の環境改善は、ユカタン半島の国ベリーズの積極的な環境保護政策の成果であるらしい。

ベリーズ政府は珊瑚礁を守るため、昨年12月から同国の全海域で油田開発に繋がる石油探査を禁止しているほか、マングローブ伐採に関する法的規制をより厳しくするなどの措置を講じていた。世界遺産委員会はこうしたベリーズ政府の努力を賞賛している。

歴史的な転換点

ベリーズ珊瑚礁保護区は、珊瑚礁でできた150以上の小島から成る。北半球では最大の広さを誇り、アオウミガメやタイマイ、アカウミガメ、アメリカマナティー、アメリカワニといった希少な動物が生息することでも知られている。

世界遺産委員会事務局のディレクターMechtild rossler氏によれば、このような珊瑚礁が危機遺産リストから外れたことは「歴史的な転換点」であるとのこと。

「今回のことはベリーズ政府、ユネスコ、IUCN(国際自然保護連合)、民間の自然保護団体が一致協力して達成した結果です。多くの人が協力すれば環境を改善して行けるという実例を、世界に示すことができたと思います」と彼女は言っている。

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