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病院に運ばれた栄養失調の赤ちゃんに母乳を恵んだのは警備中の女性警察官だった

Marcos Heredia/Facebook

Marcos Heredia/Facebook

南米アルゼンチンで、栄養失調で病院に運ばれて来た赤ん坊に、自らの母乳を与えた女性警察官に称賛が集まっている。

小児病院を警備中だった女性警官

警察官のCeleste Ayalaさんは、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスにあるSor Maria Ludovica小児病院の警備を担当している。

8月15日のその日、激しく泣く赤ん坊が病院に運び込まれて来た。Ayalaさんはその赤ん坊を一目見てお腹を空かせていると分かったが、病院の医師も看護師も忙しすぎて面倒を見てやれなかった。

そこで彼女は、乳を与えていいかどうかを医師に尋ね、医師が許可すると、写真に写っているように赤ん坊を抱きかかえ、自らの母乳を与えた。

Ayalaさんは後に地元ニュースメディアの取材を受け、その時のことをこう話している。

「赤ん坊は自分の指を口に入れていたので、お腹を空かせているとすぐに分かりました。なので、抱いて母乳を飲ませてやりたいと医師にお願いしました」

Ayalaさんが乳を飲ませると、赤ん坊はすぐに泣き止んだという。赤ん坊は栄養失調で、しかもひどく汚い格好をしていたらしい。

「そんな赤ん坊を見て胸が張り裂けそうでした。赤ん坊がこんなふうになってしまう社会の状況は悲しいものです。こんなことが起こらないように、社会全体が、子供に関わる問題に対してもっと敏感になるべきだと思います」

メディアによれば、その赤ん坊はシングルマザーが育てる6人兄弟の1人で、家族は経済的に非常に困難な状況にあるという。

300近い称賛コメントが集まる

Ayalaさんとともに病院警備にあたっていた同僚警官のMarcos Herediaさんが、乳を与えるAyalaさんを写真に撮り、Facebookにアップした。

投稿には15万以上の「いいね!」がつき、シェアは11万回を超えている。300を超えるコメントのほぼすべてがAyalaさんを褒めるコメントだ。

投稿者のHerediaさんは投稿文でこう述べている。

「君(Ayalaさん)が見せた優しさを公にしておきたいと思う。君はきょう、まったく見ず知らずの赤ん坊に対して、躊躇せず母親のように振る舞った。病院のスタッフは赤ん坊が汚れていると言ったが、君は構わなかった。よくやった」

Ayalaさんは警察官であると同時に、ボランティアの消防団員としても活動している。その消防団Bomberos Voluntarios Berissoもこの写真をシェアし、称賛を送っている。

「ボランティア消防団員のAyalaさんに賞賛の言葉を贈ります。彼女は、昨日、警察官として病院警備の勤務中に、運び込まれた大泣きの赤ちゃんに授乳しました。彼女のこの行いは我々消防団にとっても誇りであり、地元コミュニティの結束を強くしようという我々の活動の大きな励みになりました」

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Text by Sophokles

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