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国際宇宙ステーションにヒビが入り空気漏れが発生中、テープを貼って応急処置を行う

ESA - European Space Agency/Facebook

ESA - European Space Agency/Facebook

地上から約400キロの軌道上にある国際宇宙ステーションで「空気漏れ」が発生し、現在クルーたちが修理にあたっている。

就寝中に室内が減圧

NASAが「微小な」と発表している空気漏れは8月30日夜、ロシア側のモジュール(ドッキングした宇宙船ソユーズ)で発見された。

その夜、第56次長期滞在クルー6名が就寝しているキャビン内の気圧が減少しているのをセンサーが検知し、アラームを鳴らして地上のフライトコントローラ(運用管制要員)に知らせたとのこと。

気圧の減少はごくわずかだったため、フライトコントローラーは差し迫った危険はないと判断し、就寝中の6名を起こすことはしなかった。

「夜から朝にかけて、異常な状態(abnormal situation)があった」と、ロシアの宇宙開発を担当するロスコスモス社のロゴジンCEOはメディアに発表している。「ステーション内の気圧が減少し、酸素が漏れ出していた」とのこと。

微小なひび割れから空気漏れ

朝になって起き出したクルーが空気漏れの箇所を探したところ、ごく小さなひび割れが見つかった。

ロゴジン氏は言う。

「船外に原因があると見られる極小のひび割れが見つかった。ロスコスモスのエンジニアたちは、ごく小さな隕石がぶつかったに違いないと考えている」

宇宙ステーションのクルーたちは、そのひび割れにカプトンテープ(電気絶縁用耐熱マスキングテープ)を貼って応急処置をした。その結果、空気漏れのスピードは遅くなったが、完全に止まってはいないそうだ。

NASAによれば、「現在、完全に修理する手段を検討中」とのこと。また、「クルー全員が健康な状態で、酸素不足の心配もない」という欧州宇宙機関(ESA)からの発表もあった。

ESAによれば、宇宙ステーションには1週間分の酸素が貯蔵されている。

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Text by Sophokles

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