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ゴミ捨て場と化した海岸を市民ボランティアが清掃→20年ぶりにウミガメが戻ってくる

Ashwin/Twitter

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インド最大の都市ムンバイ市。海に面するこの都市の浜は数年前まで、おびただしいプラスチックゴミに埋め尽くされていた。

ゴミだらけの海岸を市民がボランティアで清掃。きれいになった砂浜には、20年ぶりにウミガメが産卵のために戻って来た。

4年前に始まった清掃活動

ムンバイ市の海岸は、これまでひどい有り様だった。

ゴミ捨て場と化し、腐敗しないプラスチックゴミが場所によっては腰の高さまでになっていたそう。

この惨状を何とかしようと立ち上がったのが、環境保護活動家であり弁護士でもあるAfroz Shahさんだ。

Shahさんは有志を募り、ボランティア活動を組織した。

中心となる活動は、ヒンドゥー教のお祭りガネーシュ・フェスティバルの期間(11日間)に行われる有志総出の清掃作業だ。もちろんそれ以外の期間も、規模は小さいながら地道な清掃作業が続けられた。

夕方から明け方までの作業

フェスティバルの期間中、ボランティアのスケジュールは苛酷だ。海外メディアの取材を受けたShahさんはこう言う。

スケジュールはシンプルです。皆んなが午後8時から浜に集まり翌朝の4時まで作業します。それから、帰れる人は自宅に帰り、帰れない人は私の家で仮眠し、午前8時にそれぞれの仕事に出勤して行きます。

4年前に開始されたこの活動は、85週間で5000トンのプラスチックゴミを回収し、国連から「世界最大のビーチ・クリーンアップ・プロジェクト」と称賛を受けた。

戻って来たウミガメ

そして2018年3月、きれいになった砂浜にウミガメが産卵しに戻って来た。Shahさんの投稿によると、「20年ぶり」であるという。

「127週目 ムンバイ市に素晴らしいニュース。ヒメウミガメが20年ぶりに戻って来た。歴史的な瞬間だ。私たちの浜で巣を作り、産卵したのだ。私たちは子ガメが海に出やすいように助けた。コンスタントな清掃は海洋生物を救う」

「イエス、イエス、我々はやりました。Afrozさんありがとう。可愛い子ガメたちの、旅立ちの様子です。我々はやったんです。大都市がヒメウミガメを取り戻しました)

今年のガネーシュ・フェスティバルは先日終わり、来訪客が残したゴミを清掃する作業が行われた。ボランティアの一人が、以前の海岸と現在の海岸を比較した写真を投稿している」

「労力を注ぎ、途中で諦めず、愛情を見せれば、自然というものは応えてくれる。桟橋の端付近の浜の素晴らしい変化の様子がこれだ。これを実現できたことに感謝する」

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Text by Sophokles

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