シェア

契約料はたった1ドル!スティーブン・キングが映画化を破格でOKした相手とは?

Blaenau Gwent Film Academy/Facebook

Blaenau Gwent Film Academy/Facebook

スティーブン・キングといえば世界的に有名なホラー小説家。映画『シャイニング』や『ミザリー』など、膨大な興行収入を生んだヒット作が彼の作品を原作にしている。

そんな彼が、自作短編の映画化をたった1ドルで許可した。映画専門学校の生徒たちが映画を作れるようにするためだ。

子供たちの映画学校から依頼

英国ウェールズ・トレデガー市にある映画学校「Blaenau Gwent Film Academy」では、プロの映画制作者を目指す7歳〜18歳の学生が学んでいる。

彼らが2018年の課題として選んだのは、キング氏の短編『エアロ・バイク(原題:Stationary Bike)』の映画化。

ある肥満男性がコレステロール値を下げるためにエアロ・バイク(フィットネス・バイク)を買い、運動を続けるうちに奇妙な幻覚を見始めるというのが話の筋だ。

だが、映画化を実現するには、世界的な有名作家に原作使用料を払わなければならない。

契約料はなんと1ドル

映画学校の先生、Kevin Phillipsさんは、キング氏の秘書にコンタクトし、メールで事情を説明した。海外メディアの取材を受けてこう言っている。

彼(キング氏)の秘書、Margaretさんにメールすると、24時間以内に返信がありました。そこで、我々の希望を書いて送ったんです。利益目的の映画化ではないこと、生徒たちが制作するものであることなども書きました。

すると、彼女(秘書)から契約書が送られてきたのです。そこにはすでに、スティーブン・キング自身のサインがしてありました。

Phillipsさんが他の必要書類を揃え、約束の契約料1ドルとともに秘書に送ると、数日後には、映画化を正式に認めるという連絡があったそうだ。

若き映画制作者を支援するキング氏

キング氏は、これまでにも若い映画制作者のために、原作使用料を大幅にディスカウントしている。

例えば、1994年の映画『ショーシャンクの空に』で有名になったハリウッドのフランク・ダラボン監督が、1986年にその恩恵を受け、『The Woman in the Room』というショートフィルムを制作している。

映画学校では2人の生徒、Alfie Evans君(16歳)とCerys Cliff(14歳)が、原作を元に脚本を書き起こすことになっている。その後は、30名の生徒が映画の実制作に取り掛かる。完成作品は、フィルムフェスティバルに出品される予定だ。

キング氏は完成作品をぜひ見たいと言っているそうだ。前出のPhillips先生によれば……

DVDを必ず送るようにと言われています。それも契約条項の一つなのです。「スティーブンはどんな時も完成作品を見たがるので、ぜひDVDを送ってほしい」とキング氏側のスタッフが言っていました。

Posted: |Updated:

Text by Sophokles

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング