シェア

ホームレスがゴミ集積所で拾った絵を約2300円で売却→実は映画バンビのセル画だった!

Curiosity Incorporated/YouTube

Curiosity Incorporated/YouTube

カナダ・アルバータ州エドモントン市の路上で生活する男性がゴミ集積所から拾い上げた一枚の絵。それは、ディズニーアニメ『バンビ』のオリジナルのセル画だった。

20ドルで売った絵の価値は

エドモントン市の路上で暮らすAdamさんは、ゴミ集積所を漁り、見つけたものを売って日銭を稼いでいた。

そんな彼がある日見つけたものは、ボロボロの額縁に入った子鹿のバンビの絵。それをアンティークショップに持って行くと、20ドル(約2300円)で売れた。

ところが、その絵はディズニーの名作アニメ映画『バンビ』のセル画だった。いわゆるレア物のセル画で、その価値は20ドルどころではない。

知らなかったショップオーナー

絵を買い取ったアンティークショップCuriosity Inc.のオーナー・Alex Archboldさんは「1980年代から90年代に作られたレプリカだと思っていた」と言う。

だが、壊れた額縁を取り外し、裏を返すとそこには、1937年に著作権が発生したオリジナルのセル画であるという証明書が貼ってあった。

ネットでさらに調査したArchboldさんが、同じセル画を所蔵している米国の画商を見つけて問い合わせたところ、売値は3500ドル(約40万円)と分かった。

Curiosity Incorporated/YouTube

Curiosity Incorporated/YouTube

フェアな取り引き

Archboldさんがそのセル画をeBayに出品すると、3700ドル(約42万円)で売れた。その儲けを懐に入れても誰も分からなかっただろう。だが、Archboldさんはそうしなかった。

海外メディアにこう話している。

彼(Adamさん)を見つけて、利益を折半にするのが正しいことだと思いました。私よりお金を必要としている人がいる。だからそうすべきだと思ったのです。

だが、3週間探し続けてもAdamさんは見つからなかったそう。

彼にお金を渡すのは大変でした。彼には住所もなければ電話番号もない。私は毎朝、店に出る前に車で街中を探し回りました。

「これはジョークか? 現実か?」

Adamさんは3週間後、ゴミ箱から見つけた別の物を売るためにアンティークショップにやって来た。Archboldさんは封筒に入れた1600ドルと、100ドルの心付けを渡すことができた。その時のことをこう話している。

彼(Adamさん)は遠慮深い、物静かな人です。少し涙を浮かべて「これはジョークか? それとも現実なのか?」と言っていました。私は「100パーセント現実だよ」と答えました。

彼には、私がお金を渡す理由が理解できないようでした。心付けの100ドルを私に返そうともしました。彼はそういう、とてもいい人なんです。

Archboldさんは、今回の一件を記録した動画を、自身のYouTubeチャンネルで公開している。

Adamさんは3年間路上生活を続けて来たが、今回のことをきっかけに、人生に対して前向きになったようだ。今は路上生活をやめ、オンタリオ州に住む母親と4人子供の元に帰ってやり直すことを考えているという。

Archboldさんはそんな彼を助けるために、クラウドファンディングサイトで寄付を募っている。

※日本では廃棄物を勝手に拾得すると罪に問われる場合があります。

Posted: |Updated:

Text by Sophokles

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング