米国カリフォルニア州の山火事が甚大な被害をもたらす中、救援活動に携わる1人の消防士と、瓦礫の中から救出された1匹の子猫の間に、心温まるつながりが生まれた。
焼け跡に生き残っていた猫
キャンプ・ファイアーと名付けられているカリフォルニア北部の山火事は、11月8日朝に燃え始め、人口7,000人の町パラダイスを全焼した。
その焼け跡で負傷者の有無を確認していた消防士のRyan Colemanさんは、瓦礫の中から1匹のメス猫を救い出した。
猫は相当恐ろしい思いをしたらしく、消防士のColemanさんに体を擦り寄せ離れようとしない。
Colemanさんがその様子を撮影し、Facebookに動画と写真を投稿。1週間で3万2000件以上シェアされ、動画は165万回以上再生、1万6000人が「いいね!」をしている。
(子猫の救助。僕が歩き回る間、彼女は僕の首と肩の上で気持ちを落ち着けた)
パラダイスの町はほぼ全滅
Calemanさんはカリフォルニア州モドック郡にある民間消防会社に勤める消防士だが、今月10日からビュート郡パラダイスに派遣され、消火・救護活動に携わっていた。
現在のパラダイスは壊滅状態で、住民のほぼ全員が避難。海外メディアによれば、焼け跡を捜索する消防隊員の姿しか見られないとのこと。
17日にはトランプ大統領がパラダイスの焼け跡を視察し、「こんなことが起きるとは誰も予想しなかった」とコメントした。
ColemanさんはFacebookにこう書き込んでいる。
家をなくした2,000の家族と、愛する人を失ったすべての人のために、心から祈りを捧げます。