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約190万円の札束を拾ったホームレス男性、全額を素直に届け出た誠実さで表彰される

イメージ写真/写真AC

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生活困窮者を救済するフードバンクの外で現金17,000ドル(約190万円)を見つけたホームレス男性が、躊躇せずにそれを届け出たことで称賛されている。

フードバンクの建物の外に

フードバンクとは、企業などから寄付された食品を生活困窮者に配給する団体だ。

米国ワシントン州のホームレス男性Kevin Boothさん(32歳)は、今年8月、たびたび訪れていたフードバンク「Sumner Food Bank」の建物の外に、茶色の紙袋が置かれているのを見つけた。

中を見ると、20ドル札が束になって入っていたという。

その時まだフードバンクは開いていなかったので、Boothさんはそのまま20分待ち、扉を開けたボランティアスタッフに紙袋を手渡した。

受け取ったスタッフは最初「食べ物だろう」と思ったそうだが、開けて見ると現金。数えると合計で17,000ドルあった。

落とし主は現れず

驚いたスタッフとBoothさんは警察を呼んだ。警察は紙幣を調べ、確かに本物であることを確認。その後フードバンクの監視カメラ映像をチェックしたが、拾ったBoothさんの姿は映っていたものの、紙袋を置き去った人物は特定できなかった。

それから90日間、警察は現金を保管していたが、落とし主が現れなかったため、法律に従ってそれはフードバンクのものになった。置かれた地点がフードバンクの敷地内だったため、拾ったBoothさんのものではなく、フードバンクのものになるそうだ。

フードバンクの責任者であるAnita Millerさんはこう言っている。

その紙袋がどこから来たのか見当もつきません。警察は、誰かがフードバンクへの寄付として扉の前に置いたのだろうと考えているようです。落とし主は見つかりませんでした。これは神様からの贈り物ではないでしょうか。

警察から表彰

Boothさんは、フードバンクから謝礼としてギフト券を贈られた。

地元のSummer警察署からは「誠実な行いをした」ことで表彰された。

(ミスターKevin Boothの誠実さを、我々はとても誇りに思っています。我々のコミュニティに素晴らしい貢献をしているフードバンクは、この寄付金によってさらに活発に活動できるでしょう! Kevinさんは我々のヒーローです。ありがとう!)

Boothさんは海外メディアの取材を受けてこう言っている。

あの紙袋を持ち逃げする人は世の中にたくさんいるでしょう。私はただ、そういう人間ではなかったというだけです。

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Text by Sophokles

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