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テープで修繕した靴を履く倹約家が死亡→遺言により約12億円が慈善団体に寄付される

イメージ写真/写真AC

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死亡した倹約家のソーシャルワーカーが、1100万ドル(約11億8483万)もの貯金を慈善団体に寄付する遺言を残していたことがわかり、海外メディアで話題になっている。

テープで修繕した靴を履く倹約家

2018年にがんのため62歳で亡くなったAlan Naimanさんは、米国ワシントン州の保健福祉部門で働くソーシャルワーカーだった。(※生前の写真をFOX NEWSBBC NEWSの記事で見ることができる)

仲間内では極端な倹約家として知られていた彼は、穴の開いた靴をテープで修繕して履き、閉店間際の食料品店で割引品を買い、特別な友人と食事するときでさえ割安なファストフード店に入ったそう。

ところがそんなAlanさんが亡くなった後、1100万ドル(約11億8483万)もの貯金があることが分かった。そのお金は、恵まれない子供を支援するために、複数の慈善団体に寄付すると遺言されていた。

海外メディアによれば、Alanさんはソーシャルワーカーとして働く以外にもパートタイムの仕事をいくつも掛け持ちしていたとのこと。

また、前職が銀行員だった彼は、親から受け継いだ数百万ドルの遺産を上手に運用して貯金を増やしていたらしい。

Alanさんは結婚しておらず、子供はいなかった。発達障害の実兄の面倒を幼少の頃からみて来たが、兄は2013年に病気で亡くなっている。

障害のある兄とともに育ったことが、彼に何らかの影響を与えていたのでしょう。

Alanさんの親友の一人は、寄付金の行き先が恵まれない子供たちを援助する団体だった理由をこう推測している。

複数の慈善団体に寄付

寄付金を受け取ったのは、ワシントン州内の6つの慈善団体。中でも多額の寄付を受けたのは、麻薬中毒の母親から生まれた子供を援助する団体「Pediatric Interim Care Center」で、金額は250万ドル(約2億7500万円)だった。

同団体がこれほど高額の寄付金を受け取ったのは、今回が初めて。その一部は借入金の返済と、病院から乳幼児を搬送する車両購入に当てられるそう。

90万ドル(約9900万円)を寄付された孤児・遺児を支援する団体「Treehouse」の担当者は、いきなりの寄付に驚いている。これまでAlanさんから数百ドルの寄付を受けることはあったが、遺言の中に90万ドルの寄付があるのを見たときは「心底驚いた」とメディアに話している。Treehouseへの寄付金は、孤児や遺児の進学・就職カウンセリングを米国すべての州で行うために使われる予定だ。

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Text by Sophokles

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