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体感温度マイナス45度の中で放水作業を行った消防隊員の勇姿

Bimbo Gifford/Facebook

Bimbo Gifford/Facebook

体感温度マイナス45度という過酷な環境で働く消防士の壮絶な姿が、海外のSNSやメディアで話題になっている。

大寒波に襲われる米国

記録的な寒波に襲われている米国では、11州でアラスカ以上の寒さになり、死者まで出るという事態になっている。

この異常な寒さを警戒して学校は休校になり、多くの会社は営業を取りやめているが、消防隊員は休むわけにいかない。

ウィスコンシン州キャメロン消防署のMitch Hansenさんも、そんな消防隊員の一人。重い装備を身につけ、猛烈な寒さの中で危険な状況に立ち向かっている。

「こんな寒さは初めてだ」

Hansenさんは同署で43年間働いているが、「こんな寒さの中で消火活動したのは初めてだ」とメディアに話している。

1月30日、暖房器具からの出火が原因と見られる火災が市内の住宅で発生。Hansenさんたちの一隊が出動した。

ホースの先を燃える家屋に向けて放水すると、その水しぶきがHansenさん自身にふりかかり、瞬時に凍ってまつ毛やひげ、毛髪に付着した。ヘルメットや防護服には固まった氷の層ができた。

隊員の一人、Bimbo Giffordさんがその姿を撮影してFacebookに投稿すると、やがてSNSで話題になり始め、ニュースメディアも注目することとなった。

その最中は寒さを忘れている

寒さに震えるのは消火活動が終わった時だ、とHansenさんはメディアに話している。

消火の最中は体中にアドレナリンがあふれているから、寒さを忘れているよ。

けれど火災がある程度収まってきて、こっちの仕事がひと段落すると、寒さが現実として襲って来るんだ。

この日の火災で家屋は全焼したが、住人は全員無事。取材を受けた消防士のony Paulsonさんはこう話す。

家は全焼でしたが、全員が無事に脱出しました。できるだけの物を運び出すこともできました。

この日の体感温度はマイナス50度(華氏/摂氏では約マイナス45度)。体の外側はガチガチに凍りつきますが、気持ちは温かいですよ。

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Text by Sophokles

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