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大雪の道をかんじきを履いて患者宅に駆けつけた看護師

Hospice of the E.U.P/Facebook

Hospice of the E.U.P/Facebook

豪雪に見舞われる米国ミシガン州北部で、かんじきを履いて徒歩で患者宅を訪問する看護師の写真がメディアに取り上げられ、話題になっている。

雪で車は使えず

Facebookに投稿された写真には、ホスピス看護師(ホスピスナース)のNancy Millerさん。ホスピス看護師は疼痛緩和などの専門知識を持ち、米国では資格として認定されている。

2月26日朝、Millerさんは同僚の看護師から電話を受けた。患者の一人が自宅で苦しんでおり、看護師の訪問がどうしても必要だと言う。

普段なら車で訪問すれば済むことだが、ミシガン州北部は記録的な大雪に見舞われており、道路は通行できない状態だ。

Millerさんが勤める病院では、積雪と吹雪で一般外来の受付を休止していた。これまでの23年間で3度目という。

連絡をくれた同僚看護師の家と患者の自宅は20マイル(約32キロ)以上離れていて、訪問することは不可能といえた。

それで彼女(同僚看護師)は私に電話してきたんです。私が患者の家の近くに住んでいるのを知っていましたから。代わりに行ってくれないかと言われたとき、迷わず「もちろん」と言いました。けれど、外に出てから、ものすごい雪だったことに気づいたんです。

とMillerさんは言う。

かんじきを履いて道無き道を

そこでMillerさんは、snowshoes(スノーシューズ)を履いた。スノーシューズは靴ではなく、日本でいう雪上を歩く「かんじき」のこと。そして、雪の降る中を徒歩で出かけた。

その時はまだ雪が降っていました。風もありました。15分近く歩いたのは大変でしたが、患者の家に着いた時、気分はとても良かったです。患者とその家族は、私がいることで安心できたようです。

このことがあってから、Millerさんは仲間内で「スノーシューズを履いたエンジェル」と呼ばれているそうだ。

メディアにも取り上げられた彼女だが、謙虚にもこう言っている。

もし私が患者の家に行かなければ、上司が別の人を見つけて、スノーモービルで行かせていたでしょう。今回、いちばん大事なのは患者で、私一人が注目されるべきではないと思います。

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Text by Sophokles

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