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給料の80%を貧しい生徒の支援に使うケニアの先生に100万ドルの賞金が授与される

Hugh Jackman/Facebook

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貧困家庭の生徒を助けるために給料の80%を使っている科学の先生が、世界一の教師として100万ドルの賞金を授与された。

ケニアの高校教師

英国のVarkey財団は、毎年世界中から優れた教師を選出し、「Global Teacher Prize」を授与している。今年はケニアの高校教師Peter Tabichiさん(36歳)が受賞した。

Varkey財団は実業家のSunny Varkey氏によって2010年に設立され、恵まれない子供たちの教育水準向上を目的としている。

授賞式はドバイのアトランティスホテルで行われ、Tabichiさんにトロフィーと賞金100万ドル(約1億1000万円)が贈られた。

生徒全員が貧困の中で勉強

Tabichiさんが選ばれた理由は、教育への献身と努力、そして生徒たちに寄せる信頼であると同財団は発表している。

Tabichiさんが教えている生徒全員が、貧困の中で勉強しているそうだ。Tabichiさんはそんな生徒たちに制服や本、ときには食べ物を与えるため、給料の80%を使っている。

生徒たちの家では、朝食を食べさせることさえ大変なのです。家で十分に食べられないのでは、勉強に集中できません。

海外メディアの取材を受けたTabichiさんはこう話している。

現場で働く教師として、私は若者たちの将来性を目の当たりにして来ました。彼らには好奇心があります。才能と知恵があります。そして、自分たちの将来を信じています。

これからは、世界の中でアフリカの若者が低く見られるようなことは絶対になくなります。アフリカ出身の科学者やエンジニア、事業家が、様々な分野で世界的に有名になるはずです。

179カ国から1万名の教師がノミネート

教育界のノーベル賞ともいえる「Global Teacher Prize」は、教師やジャーナリスト、ビジネスリーダー、科学者などから成る委員会によって受賞者が選出される。

今年は179カ国から約1万名の教師がノミネートされ、その中には立命館小学校の英語教師である正頭英和さんもいた。正頭さんは、ゲーム「マインクラフト」を活用した英語の授業が評価され、日本人として初のトップ10入りとなった。

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Text by Sophokles

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