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陸地から220キロ離れた石油採掘施設に「犬」が泳ぎ着く

Facebook/Vitisak Payalaw

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南シナ海タイランド湾の沖220キロにある石油採掘施設に、1匹の犬が泳ぎ着いた。弱っていた犬は水と食料を与えられ、2日後、動物愛護団体に保護された。

呼ぶと泳いで来た犬

4月13日、世界的石油企業シェブロン(Chevron)社が操業する海上採掘施設のスタッフが、海面に頭を出して泳いでいる犬を見つけた。

波間に浮かぶ犬は疲れ切っているように見えたが、集まったスタッフたちが呼ぶと、泳いできて施設の基部にすがりついたという。

スタッフはロープを使って犬を引き上げ、水と食料を与えた。ずぶ濡れの茶色の犬は、フィリピンに多くいる雑種犬(アスカル犬)だった。

犬を見つけたスタッフの一人、Khon Vitisakさんは、海外メディアにこう話している。

私たちは、こちらに泳いで来ようとしている犬を見つけました。この施設は海岸から220キロ離れています。この日は幸いなことに風が無く、海は静かでした。

犬の小さな頭が見えたので見つけることができましたが、波が高ければ見過ごしていたでしょう。

施設の下にある鉄の骨組みの部分にたどり着いた犬は、鳴きも吠えもしませんでした。私たちはどうやって犬を引き上げればいいか分からなかったのですが、いろいろ考えた末、ロープで体全体を固定して上げました。

陸地から220キロも離れた石油採掘施設に、なぜ犬が泳ぎ着いたのかは分かっていない。

近辺にはトロール漁船が頻繁に航行しているので、犬はそこから海に落ちたのだろう、とスタッフは推測している。

通りがかりのタンカーで陸へ

施設のフロアに上げられた犬は、長時間海の中にいたせいで疲労し、意気消沈していたそうだ。水と食料を与えられた犬は元気を取り戻し、立ち上がって普通に歩くようになったとのこと。

犬は石油採掘施設で2日間を過ごし、4月15日、近くを通るタンカーに載せられて陸地へ戻った。その後、ソンクラー市で動物病院で診察を受け、タイの動物愛護団体「WATCHDOG THAILAND」に保護された。

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Text by Sophokles

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