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引退するFBI捜査官を称える海軍兵は、22年前の事件でゴミ捨て場から救われた新生児だった

FBI – Federal Bureau of Investigation/Facebook

FBI – Federal Bureau of Investigation/Facebook

22年前に誘拐され、ゴミ捨て場に置き去られた新生児が海軍兵となり、当時彼を救出したFBI捜査官の定年退職を祝福するという出来事があった。

着任して初めての任務で

米国テネシー州ノックスビルに住む(元)FBI捜査官のTroy Sowersさんは、定年退職となるその日、同僚たちからコーヒーとドーナツを振る舞ってもらう程度のことしか期待していなかった。

それに反して同僚たちは、大きなサプライズを計画。1997年、FBI捜査官に成り立てのSowersさんが、最初の事件の中で救出したStewart Rembertさんという人を探し出した。

当時、生まれて間もない赤ん坊だったRembertさんは、病院の看護師に成りすました女性に誘拐され、その後、ワシントン州タコマ市内のゴミ捨て場に捨てられた。

Sowersさんは女性と交渉の末、ゴミ捨て場の場所を聞き出すことに成功。現場に急行し、まだ生きている赤ん坊を拾い上げた。

今は海軍兵となっている22歳のRembertさんは、8月10日、引退するSowers捜査官のオフィスに現れ、22年にわたる捜査官としての職務を讃えた。

「彼が救ってくれなければ、今僕はここにいない」

2人が対面する直前に、米国メディアからインタビューを受けたRembertさんはこう言っている。

僕はこれから、自分の命を救ってくれた人に会います。彼の努力がなければ、僕はこの場に存在してもいません。そう考えると、とても奇妙な感じがします。

対面の様子を撮った動画が、米国海軍FBIのFacebookに掲載されている。

Sowers捜査官と握手したRembertさんはこう言った。

両親が、あなたとハグしてくるようにと言っていました。この僕に生きる機会を与えてくれたことに感謝します。

Sowersさんは、赤ん坊だったRembertさんを拾い上げた当時を回想し、こう話している。

私が赤ん坊を箱から取り出したのです。思い出すだけでも息が詰まる瞬間でした。

その時は、犯人の女性が赤ん坊を捨ててからすでに7〜8時間経過しており、赤ん坊が生きているという保証はなかったという。

赤ん坊を取り上げたあの夜のことを、忘れたことはありません。彼(赤ん坊)は泣きませんでした。その代わりに、私の首に鼻を押し付けて来たのです。それで、大丈夫だ、と思ったのです。

赤ん坊はその後どうなったのか、Sowersさんこれまで気になっていたそうだ。22年後立派に成長して海兵となった彼を見て、誇りに思うと話している。

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Text by Sophokles

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