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不幸に見舞われた家族に送られた心ない手紙に、優しい住民たちが団結した

Kimberly Davis Quick/Facebook

Kimberly Davis Quick/Facebook

苦境に喘ぐ一家が受け取った心ない手紙。それが心優しい住人たちを触発し、団結させるという出来事が米国であった。

不幸に追い討ちをかける手紙

匿名のその手紙を受け取ったRanda Raglandさんは、アラバマ州の小さな町ピンソンに住む一家の主婦。

夫は職を失ってしまい、彼女自身には病気があり、3歳の息子は自閉症で言葉を喋らない。しかも、その彼は、誕生日の直前になってがんの一種である神経芽細胞腫のステージ4と診断され、その後7回の手術を受け、20回の入退院を繰り返していた。

こんな状態にあったRandaさんが7月のある日、郵便ポストを開けると、差出人不明の1通の手紙が入っていたという。

その内容は荒れ放題になった彼女の家の庭を非難するもので、庭の汚い外観が「これから売ろうとしている私たちの家の価値を下げている。あなたの家が目に入るような家を、誰が買う気になるのか。もっとなんとかしろ!!!」ということが書かれていた。

手紙を読んだ時の心情を、Randaさんは海外メディアにこう話す。

最初は少し怒りを覚えました。けれど、これまであまりに大変なことがあり過ぎて、ネガティブな怒りを持ち続けるようなエネルギーは残っていませんでした。

集まった善意の住人たち

Randaさんは手紙の写真をFacebookに掲載し、自分が今陥っている境遇を説明した。それを目にした手紙の送り主が、理解を示してくれるのではないかと期待したからだった。

だが、その先に意外な展開が待っていた。

投稿は何十人もの住人にシェアされ、すぐに町中の話題になった。投稿があった翌日、地元の芝刈り業者「Bernard’s Lawn Service」のスタッフが現れ、ボランティアとしてRandaさんの家の芝を綺麗に刈りそろえた。

十数人の近隣住人がやって来て、チェーンソーで庭木の枝を伐採したり、放置してあった物を整理したり、スーパーで買った生活必需品を寄付するなどした。

さらにKimberly Davis Quickさんという人が中心となって、がんのJaxen君と家族をサポートするFacebookグループ「Jaxen’s Army for Justice」が結成された。

海外メディアから感想を尋ねられたRandaさんはこう言っている。

ただ驚いているばかりです。いまだに唖然としています。

私の父はもう亡くなり、母も亡くなり、兄弟も亡くなりました。私には親戚がいません。だから、皆が助けてくれることがとてもうれしいのです。

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Text by Sophokles

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