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ボストンダイナミクスがロボット犬を法人向けに販売開始

BostonDynamics/YouTube

BostonDynamics/YouTube

米ボストンダイナミクス社が開発したロボット犬「スポット(Spot)」は発表された時、その巧みな動きで話題になった。

2018年2月にIRORIOでも取り上げた当時のYouTubeビデオは、もう2400万回以上視聴されている。

今年9月24日、ボストンダイナミクス社はSpotを企業向けに販売することを発表。ロボット犬の実用化に向けて歩を進めている。

ロボットの製品化

Spotの発売について、ボストンダイナミクス社のCEO・Marc Raibert氏はこう言う。

私たちがやっているのは、Spotを製品化することです。これまでのロボットは、実験室の中で動くだけのものでした。しかしこれからは、仕事の現場に耐え得るものになるのです。そういった意味で、(Spotの販売開始は)私たちにとって重要な一歩といえるでしょう。

同社のサイトでは、企業からの購入申し込みを受け付けている。Spotは用途ごとにカスタマイズされるため価格は決まっていないが、海外メディアによれば、Spot1台で高級車1台ほどの値段になるらしい。

ロボット犬にできること

Spotは障害物を避けて歩いたり走ったり、階段の登り降りをしたりできる。全身に5つのセンサーが配置され、周囲の空間を認識する。四肢は12のモーターで動き、走るときの最高速度は秒速1.6メートル。1回のバッテリーフルチャージで90分間稼働するそうだ。

こういった基本スペックに加え、操作アームや監視カメラなど、用途に応じてカスタマイズされた重量14キロまでの機材を搭載できる。

Spotがどのような業種で使えるかは、ボストンダイナミクス社もはっきり分かっていない。同社が想定するのは、建設現場でのデータ収集、石油・ガス関連施設内の監視、危険物の処理、ビル警備、荷物の配達などだ。

Spotの用途は顧客と一緒に模索していきたい、とCEOのRaibert氏は言う。

Spotがどんな業種で役立つかについて、ある程度の推測はできます。

しかし、結局のところその可能性を引き出すのは、勇気を出してSpotを採用しようという人たちだろうと思います。

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Text by Sophokles

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