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急病の乗客を助けたバス運転手、過去にも2人の命を救っていた

Miami-Dade County Department of Transportation and Public Works/Facebook

Miami-Dade County Department of Transportation and Public Works/Facebook

見かけは普通のバス運転手。だが、以前に看護師の経験があった彼女は、急病の乗客に心肺蘇生法を施して命を救った。

その後、彼女が過去に2度も人を救助していたことが分かり、隠れたヒーローとして海外メディアで話題になっている。

意識不明になった乗客

9月27日、米国フロリダ州マイアミ市の路線バスに乗っていた1人の乗客が座席で意識を失った。

マイアミ・デイド郡のニュースリリースによれば、前の席の背もたれに覆いかぶさって動かなくなった男性客に、他の乗客が気づいて運転手Laronda Marshallさんに知らせた。

Marshallさんが男性客のところへ行き、声をかけたが、全くの無反応だったという。

彼女は即座にバスを安全な場所に止め、バスの運行管理センターに連絡を入れると、意識のない男性客のところへ戻った。他の乗客の助けを借り、男性客をバスの床に寝かせると、救急車が到着するまで、心肺蘇生法の1つである胸骨圧迫を行い続けたとのこと。

病院に男性客は命を取り止めた。Marshallさんは後にこう話している。

救急隊員にはこう言われました。私がすぐに行動していなければ、彼(男性客)は亡くなっていたはずだ、と。

過去にも2度、人命救助に貢献

2011年からマイアミ・デイド郡が運営する路線バスの運転手として勤務するMarshallさんは過去にも2度、人命救助に貢献している。

2017年11月には、乗務中に交通事故の被害者が路上に倒れているのを見つけ、バスの車体で車線を塞いで被害者を通行車両から守り、救急車が来るまで付き添って介抱した。

また同年12月には、交通量の多いNW 183 ストリートの真ん中をさまよい歩く幼女を発見。すぐにバスの中に招き入れて保護した。

海外メディアの取材を受けたMarshallさんは、バス運転手は運転だけが仕事ではないと言う。

私たち(バス運転手)にはいろいろな役割があります。時にはカウンセラーになり、医者になり、物事を教える先生にもなります。心肺蘇生法もやります。特に心肺蘇生法は、覚えておくと役立ちますよ。

郡の運輸局長であるAlice N. Bravo氏は、彼女にこんな賛辞を贈った。

乗客の良好な状態と安全を一番に考えるMarshallさんを、我々は非常に誇りに思っています。また、彼女のプロ意識と、困難な状況でも他人のために行動するヒロイズムにも感謝しています。

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Text by Sophokles

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