シェア

リテールセラピー 悲しいとき買い物をすると人は癒されるとの米調査結果

123RF

123RF

“イライラしたり落ち込んだときに買い物をするとスッキリする”、こう実感されている方も多いのではないか⁈一歩間違うと買い物依存に陥りそうではあるが、買い物には間違いなく人をハッピーにさせる効果があるという。しかも筆者を含め、“一歩間違うと買い物依存に陥りそう”との偏見が、買い物によって救われるかもしれない、悲しみに打ちひしがれた人々から救いの手を奪い取っているそうだ。

買い物依存が取り沙汰されるせいだろうか、買い物は時として、空虚で浅はかな行為とネガティブな印象をもたれがち。しかし「リテールセラピー(retail therapy)」なる言葉もあるとおり、悲しみを最小限に抑えるには効果的な方法だという。それだけではなく、自分が主導権を握っているような感覚さえ抱ける、とも。

米ミシガン大学のScott I. Rick氏らが3つの実験を行った結果、悲しみに打ちひしがれる人は買い物をすることで、物事や自分自身をコントロールできているという感覚を取り戻せることがわかった。ただ店を見て回っているだけの人に比べて、何かを買った人は幸福感は3倍、コントロール感に関しては40倍も効果的というから、大した癒し効果である。

しかし前述のとおり「買い物を良しとしない風潮のせいで、買い物により悲しみが和らぐ可能性がある人も二の足を踏んでしまう」と同氏らは述べている。

これまでの研究でも、最近買ったものを思い浮かべると人は前向きになれることがわかっている。特に気持ちを立て直したいとの理由で買ったものについては効果があるとか。また「散財する直前よりも買い物中の方が悲しみが減る」との調査結果も出ている。

…と、これからは大手を振って買い物できるかのように述べてきたが、「単なる気晴らしやひまつぶしのショッピングによる効果は不明」と、同氏らも明言している。あくまでもコントロール感の復活、悲しみを癒す効果があるというだけで、不要な散財は慎んだ方が無難だろう。「リテールセラピーは効果がなく無駄なだけ」との見方を示す専門家もいるそうで、素人の私たちとしては判断に迷うところだ。

個人的には悲しくて何の意欲もわかない時、気分転換のためにと買い物してみたが全然癒されなかった記憶がある。次にまた悲しい時が訪れたら他の手段を考えようと思っている。ネットでのコメントを見る限り「預金残高がそれを許さない」「カードの引き落し通知を見て余計悲しくなった」「悲しい原因はお金がないこと」と現実はなかなか厳しいようだ。

Posted: |Updated:

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング