シェア

悲しい映画を観て涙を流すと、気分が明るくなることが明らかに:調査結果

123RF

123RF

よく「嘘でも良いから笑った方が幸せになれる」といわれるが、逆に、泣いても幸せになれるそうだ。

蘭ティルブルグ大学のAsmir Gracanin氏らが行った調査では、悲しい映画を観て涙を流すと、人は上映前よりも気分が晴れて元気になれることが明らかになった。

泣いてもらい実験

同氏は60人の男女に悲しい映画を2本観てもらい、彼らが少しでも涙を流したかどうかを観察。また映画を観る前と後で気持ちの変化があったかどうか尋ねた。

被験者に観てもらったのは、日本の『ハチ公物語』をリメイクした『HACHI 約束の犬』と、第二次世界大戦中のユダヤ人迫害に、ユーモアを持って立ち向かうユダヤ系イタリア人の親子を描いた『ライフ・イズ・ビューティフル』。

どちらもタイトルを聞いただけで涙腺が刺激されてしまうような悲しい物語だ。

調査の結果、『HACHI 約束の犬』では60%が、『ライフ・イズ・ビューティフル』では45%の人が涙し、特に男性に比べ、女性の方がより多くの場面で涙を見せていた。

泣いた人はより悲しい気持ちに

上映後、被験者に気持ちの変化について尋ねたところ、映画を観ても泣かなかった人は、その前後で「気持ちの変化はなかった」と回答。

一方涙を流した人は、映画を観終わった直後は「上映前より悲しい気持ちになった」と答えていた。

しかし20分後、気持ちに変化が

ところがそんな悲しい気分も長くは続かず、映画が終わり20分も経つとにわかに気分が回復し、1時間後には映画を観る前より明るく元気になったという。

これは「泣くことで幸福ホルモンである“オキシトシン”が分泌されたためと考えられる」と同氏。また、悲しい気分を吹き飛ばそうと、被験者が自らを鼓舞し気分回復に努めたせいかもしれない、とも。

いずれにせよ、「涙を流すことは元気になるのに大いに役立つといえるのでは」と同氏は述べている。

Posted: |Updated:

前の記事を見る

次の記事を見る

注目の記事

Ranking