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奨学金を取り消され「中退」を覚悟した移民の女子大生。無事卒業し父と涙

camila  @camilaronipizza/ Twitter

camila @camilaronipizza/ Twitter

新年度が始まり1か月余りが経過した日本とは違い、アメリカでは今が年度末、多くの学生が卒業の時を迎えている。

サウスフロリダ大学で学位を取り、卒業式を終えたばかりのカミラ・シルバさんもそんな1人である。

卒業式に父と涙

カミラさんは卒業式に父と抱き合い、涙を流す写真をTwitterに投稿。

これには90万を超える人が「いいね」し、リツイートされた件数も19万件を超え、また複数の海外メディアでも報じられ大きな注目を集めた。

その投稿がこちら。

私に移住証明書がないとわかると、大学は奨学金と州内出身者用の学費の対象資格をはく奪。

大学を中退し働くつもりだと告げた時、父は「絶対に中退はさせない」と言ってくれました。

そして私たちはやり遂げました。家族のおかげで無事に卒業の日を迎えることができたのです。

投稿を見る限り、彼女の涙には並々ならぬ思いが込められていることが想像できる。

13年間アメリカで暮らすも…

今年2月の彼女のブログによると、もう13年も米国に住んでいるにもかかわらず、カミラさん一家には移住証明書が交付されておらず、そのために、大学から奨学金等の対象資格をはく奪する旨を宣告されたという。

大学を中退せざるを得ないと覚悟し、カミラさんは涙が出るほど落ち込んだが、両親と話し合ううちに、自身の学位取得は家族全員の悲願であることを知った。

移民であるが故に差別され、悔しい思いをしてきた両親のためにも、カミラさんは大学を卒業すべきであると痛感。

家族総出で学費を捻出

家族は一丸となって経済的な問題解決に取り組んだ。

昼夜を問わず働く父。

60歳を超える母も娘の学費を稼ぐために、自分たち移民の排除に「賛成」した人々の家を掃除する仕事で汗を流した。

カミラさん自身も学業のかたわら、時間が許す限りファーストフード店でアルバイト。

まさに家族の支えと努力があってこそ、彼女はこの日卒業式を迎えることができたのだ。

「あきらめないで」とエール

涙を流し、父と互いに健闘を称え合ったカミラさんは、こうもツイートしている。

私達を支え、愛してくれる皆さんに感謝です。

私と同じく正式な移民として認められていない人達も、決してあきらめないで。どんなに長く険しくても、また「絶対に無理だ」と言われても、必ず道は開けます。

世の中の仕組みなんて気にせず、成功を夢みて頑張りましょう!

卒業の喜びも感動もひとしおであろうカミラさん親子に対し、「こういう人こそ学ぶ権利があると思う」「なぜこうした家族を認めてあげないのだろう」「この一家を尊敬します」「これぞアメリカンドリーム!」といった、称賛と祝福の声が多数寄せられている。

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