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【訃報】原節子さん死去…半世紀前に姿を消した伝説の女優

123RF

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小津安二郎監督の映画『晩春』『東京物語』などで知られ、戦前戦後を通し活躍した女優・原節子(本名:会田昌江)さんが、9月5日に亡くなっていたことが分かった。95歳だった。

42歳で突然の引退、以後マスコミには姿を見せず

原さんは1935年、日活多摩川撮影所に入社。女優としてのキャリアをスタートさせる。以後、山中貞雄監督の『河内山宗俊』や黒澤明監督の『わが青春に悔なし』などに出演した。

1949年に小津監督と初めてタッグを組んだ映画『晩春』が公開。この年、原は毎日映画コンクールの女優演技賞を受賞する。

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それまで演技面での評価は高くなく、ルックス先行の人気と揶揄されていた原にとって、女優として評価されることは宿願だった。

その後も成瀬巳喜男監督の『めし』や、小津監督の『東京物語』など映画出演を重ねる。だが1962年に101本目の出演作『忠臣蔵 花の巻・雪の巻』が公開されたあと、女優業を引退し表舞台からも姿を消した。

当時42歳、女優としてはこれから母親役など、芸の幅が広がる時期だった。

引退後は親族と暮らし、パーティーなど華やかな場には一切現れなかった。それが「伝説の大女優」というイメージに神秘性を持たせ、原をテーマにした書籍も多数出版されている。

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Text by 岩藤健

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