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39円アイスもなくなる!?地方密着コンビニ・セーブオンのローソン転換に悲喜交々の声

旧デザインのセーブオン 出典:ウィキメディア・コモンズ

旧デザインのセーブオン 出典:ウィキメディア・コモンズ

北関東や新潟県を中心に展開するコンビニエンスストアのセーブオン(本社・前橋市)は2月1日、メガフランチャイズ契約によりローソンに店舗を転換すると発表した。

今夏から2018年末までに順次、看板や商品の切り替えを進めるという。

筆者自身、新潟に住んでいた当時はセーブオンをよく利用していただけに衝撃を受けた。

セーブオン経営企画部に、今後について尋ねた。

新しいデザインのセーブオン 出典:ウィキメディア・コモンズ

新しいデザインのセーブオン 出典:ウィキメディア・コモンズ

39円アイスなどPB商品も転換か

セーブオンは現在、群馬、新潟、栃木、埼玉、千葉、長野の6県に503店舗を展開。

税込39円のアイス(通称・サンキューアイス)など財布に優しいプライベートブランド(PB)商品で手堅い人気を集めている。

今回、全店をローソンを転換するが、運営は引き続きセーブオンが担う。切り替え順は今後、両社で協議するという。

これまでに2012年から富山、長野など5県で82店舗をローソンに切り替えていた。

PB商品について、セーブオン経営企画部は「最終的に現在の弊社オリジナル商品はなくなると思います」とコメントした。

群馬を実感するコンビニ

セーブオンの転換を悲しむ声は少なくない。

前橋市出身の男性会社員(25)は、「高校の時、部活帰りにみんなで39円アイスを買うのが楽しみだった」と懐かしむ。

「群馬県外に出た人は、セーブオンを見ると帰ってきたことを実感していたのに」と悲しんだ。

新潟市在住の女性会社員(23)は「柿を安売りしたりローカルな雰囲気が好き。転換でコンビニがすべて同じようになるのはどうなのかと思う」と話した。

キャンパス周辺にセーブオンが点在する新潟市の新潟大学は、かつてあった正門近くの店舗を「せいブオン」、西門前を「にしブオン」、工学部近くを「こうブオン」と呼び分ける文化があった。

同大出身の別の女性会社員(23)は「学内に既にローソンがあるので、今のセーブオンはどうなるのか」と心配する一方、ローソンによる商品の充実に期待を寄せた。

ATM増設等で利便性を高める

今回の転換を機に、セーブオンは電子マネー対応店や、1割ほどにとどまる現金自動預払機(ATM)の設置店を増やしていく予定という。

「サービス面、ハード面ともにお客様により便利さを実感して頂けると思います」(セーブオン経営企画部)

大手3社への集約が加速度的に進むコンビニ業界。

キャッチフレーズ「いいこと、いいものセーブオン♪」を聴けなくなるのは寂しいが、常連客だった1人としてローソンになっても地域に密着したコンビニとして愛されることを期待したい。

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Text by 漆舘たくみ

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