シェア

「明るい話題を提供したかった」ラーメン激似プリンを作る福島の老舗菓子店の思い

ラーメンプリン

ラーメンプリン

湯気が立ちそうなつやをたたえるラーメン。

写真だけで精巧に似せたプリンと気が付ける人は少ないでしょう。

「喜多方ラーメンプリン」は6年前から、福島県の老舗菓子店「太郎庵」が直営店のみで販売しています。

同店にユニークな洋菓子が生まれた背景を聞きました。

ラーメンプリン

ラーメンプリン

きっかけは東日本大震災

太郎庵は、1949(昭和24)年に現在も本店を置く会津坂下(あいづばんげ)町で創業しました。

現在は喜多方ラーメンなどで知られる会津地方に12店舗を展開しています。

ラーメンプリンの開発は、東日本大震災が起こった2011(平成23)年です。

暗いニュースが多い中、お客さまに明るいニュースを届けたい!という気持ちがありました。

家庭の会話のネタになってほしいという思いでお作りしました。

麺はモンブラン、スープはゼリー

ラーメンプリンは高さ6.5センチ、直径9.5センチの小さく可愛らしいラーメンです。

しかし、スープのつやや流れるような麺、チャーシューなどを細かく再現しています。

素材は、本物のラーメンとはまったく異なります。

下はこだわりのプリンに、麺はモンブランペースト、スープは紅茶ゼリーです。

メンマ、チャーシュー、ナルトはチョコレート、ネギはピスタチオで飾りました。

太郎庵2

見た目だけなく、味も妥協していません。

プリンは、卵のうまみと牛乳のうまみを最大限に引き出すバランスにこだわっています。

ブランデーを隠し味に使用し、味に深みを出しています。

プリンとモンブランペーストを紅茶ゼリーでまとめることで、さっぱりと食べられるように仕上げました。

会津の新しいお土産として

斬新なスイーツは、徐々に会津地方の新しいお土産として定着しています。

2014年4月に会津若松市であった第72期将棋名人戦では、羽生善治さんに受けて立った森内俊之さんが対局中のおやつとして注文し、話題になりました。

初めて見た方は、ケーキケースに入ったラーメンを見てなにこれ?!と驚かれます。

若い方は写真を撮って、SNSにアップしたりして楽しむようです。

お土産として買って行かれる方も多いですね。

喜多方ラーメンプリンは生菓子のため、基本的に直営店のみの販売。

首都圏では年に数回、福島関連のイベントなどで売る機会があるそうです。

温かそうな見た目のプリンには、地元企業の温かな気持ちがこもっていました。

Posted: |Updated:

Text by

前の記事を見る

次の記事を見る

注目の記事

Ranking