シェア

宝島社がSNSを意識した「缶詰」を発売!マルハニチロと提携

新たに発売した缶詰 提供:宝島社

新たに発売した缶詰 提供:宝島社

いくつもの人気女性ファッション誌や個性的な新聞広告などで知られる宝島社(東京都千代田区)。

このほど、水産加工大手のマルハニチロ(同江東区)と提携し、サケの缶詰2種とソースの瓶詰5種を発表した。

これまで傘やバッグといったファッション用品を売り出してきた自社ブランド「kippis(キッピス)」の新商品で、初めて食品分野への挑戦となる。

なぜ出版社が食品を開発したのか。宝島社に聞いてみた。

提供:宝島社

提供:宝島社

ブランド力向上と新たな客層の開発

「kippis」は、北欧らしい自然をモチーフに温かみのあるデザインを特徴とした柄のブランド。

現地在住のデザイナーが同社の雑誌の付録を開発する中で生まれ、2012年から展開している。

好評を受けてブランドとして独立し、15年10月からはライセンス事業を始めていた。

女性向け市場に力のあるブランドに、新たな客層の開拓を目指すマルハニチロが着目。共同開発が実現したという。

sub8

提供:宝島社

缶詰は3月1日から、瓶詰は5月1日から全国の生活雑貨店で販売開始。

「毎日の食卓を明るく」をコンセプトに、北欧らしい食材を日本の食卓で楽しめるとしている。

 

sub9

提供:宝島社

開発は、両社の20~40代の女性社員を中心として、容器や中身など1年がかりで女性の視点で試作を重ねたという。

あまり日本ではなじみがないため、まず何を作ればいいのかについて検討を重ねました。

キッピスの柄も多数あるので、どの柄がどの味にぴったり来るのか、5種類のバランスを取るのに苦労しました。

(宝島社広報)

SNSに上げたくなる瓶詰

パッケージには従来のkippisで人気の柄であるシロクマとリンゴを配し、食べ終わった後も雑貨として使えるようこだわっている。

意識しているのは、「SNSでの写真共有」だ。

インテリアに映えるよう、さらに思わずSNSにアップしたくなるようなパッケージにしました。

食品をパケ買いする女性に魅力的に写るように意識しています。

(宝島社広報部)

提供:宝島社

提供:宝島社

缶詰は、あえて2種とも強い色味とし北欧の雰囲気と見た目のインパクトの両立。

瓶詰は、5種類そろって店頭に並んだ際にバランスよく見え、かつ「可愛らしさを大切しつつシャープで少し男前な雰囲気」を出すパッケージにしたという。

異なる流通ルートで販促を

おしゃれな缶詰や瓶詰は他社からも少なくない数が出ている。

特に缶詰は、1個650円(希望小売価格)と少し高めの値段設定だ。

競合商品との差別化のポイントとして、同社は培ってきた独自デザインと食品の融合を進めていく点と同時に、流通経路の違いを強調する。

提供:宝島社

提供:宝島社

当面は既存の食品流通ルートでない、ライフスタイル提案型ショップなどの新規販路で販売します。

ファッション誌販売シェアトップの強みを活かし、20~50代をカバーする女性向け9誌への掲載。

さらに、弊社が持つWEBニュースサービスやSNSを活用してブランドの認知力や販売促進の面で差別化を図ります。

「kippis」の食品の販売で、新たなお客様の手に取ってもらい、親しみあるブランドに育っていけばと思っております。

(宝島社広報部)

FacebookやInstagramには日々、女性たちが自慢の手料理の写真をアップしている。

随所に工夫を施した出版社の新たな缶詰と瓶詰は、タイムラインでよく目にする一品となるだろうか。

Posted: |Updated:

Text by

前の記事を見る

次の記事を見る

注目の記事

Ranking