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股間をぶつけそう?三つ又のバナナ滑り台の工夫とは

バナナ滑り台のCGモデル 提供:コトブキ

バナナ滑り台のCGモデル 提供:コトブキ

3月12日ごろから、インターネット上でバナナ型の滑り台が話題になっている。

きっかけは、あるTwitterユーザーが自宅近くの公園に設置工事中の滑り台を撮影しアップしたこと。

黄色でバナナの房の形をした滑り台は三つ又に分岐しており、投稿者は「子供が股間をぶつけそう」といった旨を指摘。

投稿は、15日正午時点で2万5000以上リツイートされている。

製造元の老舗遊具メーカー・コトブキ(東京都港区)に、安全面について確認した。

提供:コトブキ

バナナ滑り台のCGモデル 提供:コトブキ

対象年齢の児童による事故の報告はない

同社によると、同型の滑り台は2013年10月に発売し、現在までに全国の自治体などに累計125台を販売している。

遊具の対象年齢は6~12歳だ。

対象年齢でのけが等は、弊社への情報としては入っておりません。

これまで危ないのではないかというご意見や、実際に落下を目撃した、対象年齢未満の幼児がけがをした等の報告を受けることはございましたが、最終的に製品の安全性に問題があるとの指摘は受けておりません。

(同社広報部)

同社はすべての遊具で、対象年齢を見やすい位置に必ず明記しているという。

滑り台では、スタート位置に子供たちに注意喚起を促すサインを取り付けているそうだ。

バナナ滑り台4

バナナ滑り台のCGモデル 提供:コトブキ

分岐点は滑らかな曲面

インターネット上で話題になった分岐点についても、滑走試験を重ね安全対策を施しているという。

分岐点は衣服の絡まりや引っ掛かりが起きず、ぶつかっても重篤なけがに至らぬよう、角がまったくない滑らかな3次元曲面で設計しています。

首や頭の挟まりを起こさないためにも、分岐点が下向き(滑り降りる方向)に開けた構造になるよう徹底し、寸法も身体や頭を動かすことで簡単に抜けられるようにしています。

(同社広報部)

対象年齢の子供が普通に遊ぶ限りは、重大事故が起きる可能性は低そうだ。

バナナ滑り台のCGモデル t提供:コトブキ

バナナ滑り台のCGモデル 提供:コトブキ

6歳未満は保護者の見守りを

バナナ滑り台で遊ぶ際の注意点を確認した。

この遊具は6〜12歳向けで、子供たちが自らの意思でコースを選択するチャレンジ性の高い遊具です。

6歳未満の幼児が利用すると、終端部に停滞したり、滑り降りるコースを意識できなかったり、うまく体のバランスを取れずに分岐点に接触する可能性はあります。

保護者の方が手の届く範囲で、安全を見守っていただくことが必要です。

(同社広報部)

バナナ滑り台に限らず、ブランコや直線の滑り台といったありふれた遊具でも使い方を誤れば事故につながる。

遊具には一人ずつ順番に使う、前の人を押さないなど使用上のルールがあります。

対象年齢の児童であっても、ふざけて不意に友達を押したりといった不適切な行動が起こる場合があります。

そういった人的ハザードの除去や安全確保のためには、地域住民の皆様および管理者との協働の下、保護者や地域の方々の注意喚起が不可欠と考えております。

子供にとって、より良い遊び環境を作れるような製品づくりが私どもの仕事であると考えております。

皆様からのご意見をしっかりと受け止め、今後の製品開発にも生かしていきたいと考えております。

(同社広報部)

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