4月、各地の大学で新入生のキャンパスライフが始まっています。
まぶしいほど輝く新入生たちを我が部活に!とビラ配りに励む先輩方もいるのでは。
熾烈な部員争奪戦の中で、ある穏やかな写真が話題になっています。
北大剣道部のこれシュールすぎてめっちゃ好き pic.twitter.com/rQid9RJFwi
— たいのこめ(アイヌのすがた) (@_tainokome) 2017年4月6日
写真には、木漏れ日の下、防具姿でギターを弾いたりバドミントンに興じたりする剣道部員たち。
北海道大学(札幌市)が、新入生に配布する部活動案内誌の1ページです。
旧七帝大の名門剣道部に演出の狙いを聞きました。
毎年11月に2年生が撮影
同大剣道部によると、写真は毎年11月に翌春の新入生への部活紹介用に撮影しています。
2年生が主体となり、場所やテーマを工夫して「より面白く撮る」のが恒例になっているそうです。

提供:北海道大学剣道部
ルールは、道着・袴・
今春は「剣道部ではない他の部活動に見せること」をテーマに、構内の広場でギターやバドミントン、昼寝など、気ままに撮影しています。

提供:北海道大学剣道部
過去にはカラオケ、図書館、農作業
過去にも芸術的な場面を切り取り方で、剣道部をアピールしてきました。
【カラオケボックス】竹刀とマイク、どっちも握れます。

提供:北海道大学剣道部
【図書館】目つきは真剣、視界は最悪。

提供:北海道大学剣道部
【農場】さすが北海道大学。

提供:北海道大学剣道部
【レストラン】パスタはギリギリ食べられそうですが、カツカレーは……。

提供:北海道大学剣道部
なぜ始まったか分からない
このユニークな伝統は、少なくとも10年以上前から続いているといいます。
しかし、どうして始まったかはよく分からないそうです。
恐らくですが、他の部活動・サークルの紹介写真は集合写真が多いので、インパクトのある写真を撮ることで、剣道部への注目度を上げようと試みたのではないでしょうか。
(広報担当の学生)
手間暇かけた1枚の写真は、防具に隠れた剣士たちの仲の良さを伝えてくれます。
見た人をくすっとさせてくれる羽目の外し方。
さて、今年は何人の新入生を迎え入れるのでしょうか。