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数式入力モードを知らなかった「理系学生のパワポ」が芸術的

提供:やまかつ!さん

提供:やまかつ!さん

ある理系学生の苦労がうかがえるスライドショーが話題になっています。

数式挿入モードを知らず

近畿地方の大学院で音響学を研究するやまかつ!さん(@kyama0321)が4月24日、Twitterに投稿したパソコン画面の写真が、5000以上リツイートされています。

画面では、スライドショー作成ソフトのパワーポイント(通称:パワポ)で、フーリエ級数といった数式を表示。

しかし、大学4年生という後輩学生は、記号ごとに文字を入力する場所(オブジェクト)を新たに作成し、1つずつ丁寧に配置する方法で記述しました。

フーリエ級数を入力する画面 提供:やまかつ!さん

フーリエ級数を入力する画面 提供:やまかつ!さん

オブジェクトの区切りを示す四角形マークが、地道な作業過程を物語ります。もはや芸術の域に達しています。

音響学に必要な数式

やまかつ!さんによると、パワポは毎週開くゼミの発表で使用。

後輩は音響学の基礎である「フーリエ変換」(ごく簡単にいうと、音声の波形を周波数の成分ごとに分けるための数式)を学び、まとめたそうです。

発表前日の日曜日を丸一日費やした力作でした。

提供:やまかつ!さん

提供:やまかつ!さん

レイアウトに違和感「まさか」

研究者を目指しながら後輩の研究サポートも行っているというやまかつ!さん。

ゼミの前にスライドショーを確認し、レイアウトに違和感を覚えたそうです。

「まさか」と内容をチェックしたところ、全貌が発覚しました。

最初に見た時は、こんな恐ろしいことをマジでやったのかと思いました。

研究室の学生とスタッフは大爆笑でしたが、教授はため息をついていましたね。

提供:やまかつ!さん

提供:やまかつ!さん

一般的に、パワポで数式を書く際は「数式エディタ」という機能で、ある程度をカバーできるといいます。

研究論文で使う高度な数学では、数式表記に適した文書ソフトや数式を画像として表示する外部ソフトを併用して、パワポに入力するそうです。

後輩は、数式エディタの存在を知って落胆していました。

文字・記号を1つずつオブジェクトとして配置する方法は、想像できないほど根気の要る方法でした。

フーリエ級数を入力する画面 提供:やまかつ!さん

フーリエ級数を入力する画面 提供:やまかつ!さん

ここまで反応があるとは

Twitter上での大反響には、とても驚いたといいます。

投稿直後に始まったゼミでは、スマホの通知(振動)が止まらなくなり、とても焦りました。たくさんの感想が届いて面白かったです。

後輩は『まさかここまで反応があるとは思わなかった』と、ちょっとショックを受けていました。

手を抜かずに作業を完遂する忍耐力は、必ず今後の役に立つはず。

後輩の学生の方には今回の失敗にくじけず、便利な機能を使いこなしてさらに飛躍されることを願ってやみません。

※画像は、やまかつ!さん(@kyama0321)とパワーポイント作成者の許可を得て使用しています。

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