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【聞いてみた】神が降臨か…浜松の空に謎の円形雲!?気象庁「たまに出ます」

イメージ写真 出典元:Fotolia

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12日朝、静岡県浜松市上空に整ったリング状の雨雲が観測され、インターネット上で話題になっています。

気象庁と大手気象情報会社ウェザーニューズ(千葉市)に、正体を確かめました。

●同社のウェザーリポートに投稿された不思議な画像はこちら!(リンク先参照)

UFO?アルミサエル?

雨雲は12日午前7時ごろから、各気象情報会社が提供する天気アプリの「雨雲レーダー」の画面上に出現。複数のTwitterユーザーが画面情報を投稿しています。

雲らしき表示が見当たらない中で、極めて強い雨を示す赤色で表示された雨雲が、天竜川を中心に浜松市と磐田市にまたがって円を描いています。

IRORIO編集部でも、同8時25分ごろまで表示が残っていたことを確認しました。

▼巨大な円形の雲が現れた地域

珍しい現象を巡ってTwitterは大盛り上がり。

「神でも降臨するのか」「超強力な晴れ男が真ん中にいるんですよきっと」「バルタン星人の円盤が遠州灘沖か駿河湾沖にいると見ました」「第16使徒アルミサエルでは(※人気アニメに登場する、上空に浮遊する巨大な円環形の敵キャラクター)」などと、珍事を楽しむツイートでにぎわいました。

正体は「レーダーの異常エコー」

地球侵略を目論む巨大UFOか。はては茶畑を脅かす恐怖の異常気象か。

静岡の皆様はご無事だろうかっ……!

「これは雨雲が発生したのではなく、おそらく国土交通省レーダーの『異常エコー』です」

(ウェザーニューズの担当者)

……そりゃ、そうですよね(笑)

気象庁の担当者も「これは国土交通省のXバンドレーダーの異常観測ですね。たまに出るもので、それほど珍しいものでもないです」ときっぱり。現在、原因を調査しているそうです。

気象庁公式サイトによると、「異常エコー」は、ある状態の雲に強く電波が反射することで発生。実際よりも強い降雨があるように観測される現象です。

円弧上の形の場合は「ブライトバンド」と呼ぶそうです。

気象レーダーは斜め上に向けて電波を発射しながらアンテナを水平方向に回転させているため、ブライトバンドはレーダーを中心とする円の形に現れます。

(気象庁公式サイトより引用)

現地の報告は「晴天」

気象庁のアメダスのデータでも12日15時現在、同日の浜松市での降水量はゼロとなっています。

ウェザーニューズが全国各地の市民サポーターから集めている気象状況の報告でも、浜松市は当時、晴天だったそうです。

同社は「たまにある現象ですが、たまたま円状だったため話題になったと思われます」と分析しました。

不思議な雨雲がきっかけとなり、天気の観測に興味を持つ人が増えると良いですね。

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ウェザー1

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