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【聞いてみた】“手作りの携帯電話”を持ち主に届ける建設会社の努力にほっこり

女児が落とした携帯電話(2017年5月26日撮影)

女児が落とした携帯電話(2017年5月26日撮影)

建設会社が東京都世田谷区の下北沢駅近くで、可愛らしい携帯電話の落とした女児を探しています。

仮囲いに貼られた携帯電話

落し物は、5月18日にあるTwitterユーザーが写真を投稿したことで、一気に話題になりました。

色鉛筆で一生懸命に紫色を塗ったお手製の携帯電話。

覚えたてであろう「すみれ」という手書きの文字も見えます。

丁寧にジッパー付きビニール袋に入れられ、工事現場の仮囲いに貼られています。

落とし物の携帯電話(2017年5月26日撮影)

落とし物の携帯電話(2017年5月26日撮影)

養生テープには、ひらがなで落とし物の詳細を記しています。

「かわいい けいたいでんわ の おとしもの です」

「2がつ9にち の ゆうがた に おちていました」

「3こうく たいせい JV」(3工区 大成JV)

心温まる写真は、26日時点も拡散し続けています。

捨てては忍びない

場所は、京王井の頭線・下北沢駅の西口から小田急線方向に歩いて1分ほどの、仮設連絡通路です。

現在、大成建設など5社によるJV(建設共同企業体)が、小田急線の複々線化の工事を行っています。

大成建設によると、携帯電話は2月9日、警備中だった現場の警備員が気が付いたそうです。

⼥の⼦が祖⺟と思われる⽅と⼀ 緒に歩いていており、下北沢駅南⼝⽅向に向かって現場前の通路を通ったところ、⼥の⼦が紙を落としたように⾒えました。

最初は落とした物がごみだと思い、拾おうと思いましたが、持ち場を離れることができなかったため、近くにいた現場監督に拾ってもらいまし た。

(拾った警備員)

下北沢駅の南口(2017年5月26日)

下北沢駅の南口(2017年5月26日)

実際に手に取ってみると……

あまりにも可愛らしい⼿作りの携帯電話だったため、捨てることは忍びないと思い、現場の作業員仲間に相談しました。

仲間から仮囲いに貼り付けるアイディアをもらい、現場監督に相談した上で、落とし物として仮囲いに貼りました。

落とし物の携帯電話(2017年5月26日撮影)

落とし物の携帯電話(2017年5月26日撮影)

子供目線で低い位置に

貼り付ける際にも十分に注意を払っています。

子供でも読むことができるよう、ひらがなで預かっている旨を記載しました。

ジッパー付のビニール袋に⼊れたのは、⾬に濡れないようにするためです。

背の低いお⼦さんでも気づくよう、低い位置に貼り付けました。

工区の仲間たちも早く見つかって

携帯電話はインターネット上で反響が大きくなったことを受け、現在はコピーを封入しています。

現在封入しているのはコピー(2017年5月26日撮影)

現在入れているのはコピー(2017年5月26日撮影)

本物は現場事務所で保管しているそうです。

⼯事現場の仲間たちも、落とし主に無事届いたらうれしいと思っています。

心当たりのある方は、現地の係員の方にお声掛けください。

下北沢駅近くの仮設通路(2017年5月26日)

下北沢駅近くの仮設通路(2017年5月26日)

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Text by 漆舘たくみ

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