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「海外に行く人⇔海外に住む日本人」をつなぐサービスが人気

イメージ写真 出典元:Fotolia

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海外でスムーズに旅行したい、あるいは商談を進めたい……が、不慣れな異国に不安がある。

そんな時に、現地に住む同じ国の人から助けを得られたら心強い。

海外に行く日本人と、訪問先に住む日本人を仲介するWEBサービス「トラベロコ」が人気を集めている。

同名の運営会社トラベロコ(名古屋市千種区)の椎谷豊社長に、サービス開発の経緯を聞いた。

提供:トラベロコ

提供:トラベロコ

140カ国に1万人超の登録者

トラベロコは「世界とつながってあなたの『したい』がかなう!」をコンセプトに、2014年1月にサービスを開始。

今年5月時点で、140カ国に住む約1万1000人の在外日本人が助っ人「ロコ」として登録。

ロコは居住地や使える言語、提供サービスを公開しており、依頼者は無料登録を行った上で、地域や目的に合った人物を検索、相談ができる。

代金は両者の間で決定し、サイトを通じて支払いを行う。

提供:トラベロコ

提供:トラベロコ

要望は「現地のレストランの予約してほしい」「ホテルまで送ってほしい」といった比較的簡単なものから、「留学先のアパート探し」「新婚旅行での写真撮影」「視察時の専門用語が分かる通訳」など広範囲をカバー。

まさに「かゆいところに手が届く」細かなニーズをすくい上げる。

現在はビジネス目的が半数を占めており、5月の成約件数は1000件を超えたという。

海外居住者の経験を生かしたい

椎谷社長が同サービスをつくった背景には、情報サイトの運営経験がある。

前職で日本人向けの海外旅行情報サイトの運営に関わっており、外国在住の日本人の方にライターとしての仕事を頼む立場でした。

「ライターをやりたい」という方は多いのですが、実際に記事を書くことができず辞めていった方も多くいました。私としては、彼らが持つ現地での経験やスキルを活かせないのは大変もったいないと感じていました。

そこで、彼らの能力を生かして、海外と関わる日本人が「したい」ことを実現できる場所をつくろうと考えました。

ロコは、2017年1月に1万人に達している。

提供:トラベロコ

提供:トラベロコ

登録者・依頼者ともに日本人に限るが、日本語独特のニュアンスの読み取りなどで円滑なやり取りを保証する狙いがある。

トラベロコは、Airbnb(エアビーアンドビー)やUber(ウーバー)など流行のシェアリングサービスの一つですが、人と人がつながってサービス取引ができる点が特徴です。

知らない人同士が出会うサービスなので、「コミュニケーションがスムーズに行えるか」を最も重視しており、現在のところ日本人に限定したサービスとしています。

利用する際は、何を頼みたいのか目的を明確にしてほしいと呼びかける。

トラベロコは「行きたいお店がある」など、海外で「したいこと」がある人にとって有益なサービスです。

逆に、時間だけあって特に「したいこと」が無い人にとっては使いづらいと思います。目的が無いままの利用は双方にとって良い結果にならないので、避けてほしいです。

提供:トラベルコ

提供:トラベロコ

理想に近い形を実現できた

サービス開始から3年半が経ち、「トラベロコ」は椎谷社長の理想に近づきつつある。

海外在住日本人が持つ経験やスキルはさまざまで、同じものがありません。個々の能力に対してユーザーの「したい」が最適にマッチングして、特別な体験を提供できるようになります。

私自身トラベロコを始めた際に、考えていた理想の利用イメージがありました。

実際のユーザーの事例を見ると、イメージに近いものを実現しておりうれしいです。

今後は、さらなる利用者の拡大を意気込む。

日本人の出国者数は毎年約1700万人前後で、ここ10年ほどは横ばいですが、日本人が海外に出ていく状況は今後もどんどん増えていくと考えています。

その際に、日本人が世界とつながる入口として機能するような、日本人のための海外プラットフォームをつくりたいと考えています。

プロばかりではないにせよ、異国の地で現地の事情に詳しく、かつ日本的な考えを理解できる人材の存在は大きい。

この夏に海外渡航を考える人は、選択肢の一つとして検討してみては。

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