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ビル30階建て相当のすごい船「ちきゅう」が一般公開!見学者9000人を募集中

提供元:国立研究開発法人海洋研究開発機構

提供元:国立研究開発法人海洋研究開発機構

地球深部探査船「ちきゅう」が8月8日から、一般公開の申し込みを受け付けている。

見学者の定員は計9000人と太っ腹な今回のイベント。企画した青森県八戸市に詳しく聞いた。

海底を掘削する高さ約130mの大型船

ちきゅう」は、海洋研究開発機構(JAMSTEC)が保有する海底を深く掘ることができる船で、2005年に完成した。

同機構の公式サイトによると、世界で初めて「マントルや巨大地震発生域への大深度掘削」が可能。生命の誕生や地震の発生の仕組みを解明することが目的だ。

船体中央のやぐらで鋼のパイプを次々につないで差し込んでいく方法で、海底下約7000メートルまで掘削できる性能を持つ。

船底からの高さは130メートル(30階建てビル)、全長210メートル(新幹線約8両分)、幅38メートル、総トン数5万6752トンという大型船でもある。

提供元:国立研究開発法人海洋研究開発機構

提供元:国立研究開発法人海洋研究開発機構

「ちきゅう」の一般公開は、不定期開催だ。

機構サイトによると、過去3年間では2014年度が0回、15年度が1回、16年度が2回。

17年度の一般公開は2回だけで、八戸市の担当者は「巨大な船内に実際に乗り込み、海底下の世界を解明していくための最新掘削技術や高度な科学分析が可能な研究室を見学できる、またとない機会」とアピールする。

八戸市88周年に合わせ

一般公開は、八戸市が2017年で市制88周年を迎え、市名にあり縁起が良いとされる数字の「八」がそろうことから行っている記念事業の一環。

「ちきゅう」は2007年に八戸港に初めて入港。これまでに5回、下北・八戸沖で掘削調査を行っており、地域と関わりが深いという。

2012年の掘削では、海底下2500メートルで採取した 2000万年前の石炭層から、陸地由来とみられる微生物が見つかっている。

▼「ちきゅう」の案内映像

市外、県外の人でも申し込み可

見学は八戸港八太郎岸壁で、三連休中の9月17日(日)、18日(月・祝)の2日間で計12回実施。各回定員750人で、計9000人を先着順で予約を受け付ける。入場無料。

往復はがき、または専用申し込みフォームで申し込む。締切は8月28日(月)17時。ただし、各回で定員に達し次第締め切る。

男女、年齢問わず、さまざまな人にご来場してほしいと思います。海や船に興味のあるお子様も大歓迎です。 市内のみならず、市外、県外にお住まいの方々も申し込めるので奮ってご参加ください。

(市の担当者)

なお、特殊な船ならではの注意点として、保安上の理由から当日は身分証明書が必須。また、急な階段や網状の床があるためハイヒール、スカートでの来場は望ましくないという。詳しくは、公式ページで確認してほしい。

お盆休みが明けて、すでに連休が恋しい人もいるだろう。シルバーウィークは少し足を延ばして、科学の世界をのぞいてみては。

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Text by 漆舘卓海

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