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仕事の創造性を高める“時間設定”とは?渋谷の「リシンクカフェ」が提案する働き方

RETHINK CAFE SHIBUYA

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おしゃれな街の代名詞、原宿や表参道を有する東京都渋谷区神宮前。アパレルショップやオフィスが軒を連ねる街の一角に、JTが「RETHINK CAFE SHIBUYA」(リシンクカフェ シブヤ)を出店した。

RETHINK CAFE は「たばこを吸われる方も吸われない方も楽しめる空間づくり」をコンセプトに掲げ、JTが渋谷のほか、東京・銀座と福岡・天神に展開するカフェブランドだ。

店舗設計を手掛けた、スープ専門店「Soup Stock Tokyo」で知られる株式会社スマイルズのクリエイティブ本部長・野崎亙さんに狙いを尋ねた。

RETHINK CAFE SHIBUYAを手掛けた野崎亙さん

オフィス用品や食事が充実

渋谷店では、利用者はドリンクさえ注文すればWi-Fiはもちろんのこと、付箋やクリップ、複合機などのオフィス用品を自由に使える。日替わりコーヒーやクラフトビール、トッピング豊富なサラダのような「DONBURI」といった飲食メニューも充実している。

RETHINK CAFE SHIBUYA

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全席禁煙だが、煙が出ないJTの低温加熱式たばこ「PloomTECH」に限り吸える。2階にはPloomTECH渋谷店(販売店)も併設する。

昔は喫茶店でも職場でもたばこを吸うことができ、喫煙者と非喫煙者は近い関係にありました。

現在は分煙が進み、さらに、喫煙者の方も周りに迷惑を掛けたくないという思いがある。

今回はもう一度、両者の距離が近づく瞬間を作ろうという狙いがあります。これから「低温加熱式たばこ」が、たばこを吸う方の“たしなみ”になってほしいですね。

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RETHINK CAFE SHIBUYA

漫画と適度な雑多性

複合機を囲む棚には、白いブックカバーに独自視点のキャッチコピーを記した漫画の単行本が並ぶ。

たとえば、名作「ドラえもん」には“約50年前に書かれた「予言の書」”。元軍人、大学講師、保険会社の調査員という3つの顔を使い分けるシングルファザーを描いた人気漫画「MASTER キートン」には“サラリーマンは砂漠にだってスーツを着ていく”

漫画から、ビジネスに役立つ要素を発見してほしいという思いを込めている。

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職場外のデスクワークで気になるのが、セキュリティ面だ。当然、利用者の自己責任ではあるが、野崎さんはあまり心配していないと話す。

PCのセキュリティについては、基本的に各企業のほうでしっかり管理されていると考えています。そのうえで、情報が開かれることで仕事の可能性が広がることも大切です。

いかに鎖国状態から開放して隣の席の人とつながれるか。仕事の成果は偶発性の要素も大きいですから、「適度な雑多性」が必要だと思います。

RETHINK CAFE SHIBUYA

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働いているとは違う時間設定が大切

大手カフェチェーンでは大抵の場合、利用者の長時間滞在を避けるため、電源席の間隔が狭く取られている。

対して、RETHINK CAFE SHIBUYAは十分なスペースを確保。回転率の向上よりも「仕事ができる職場以外の場所」としての利便性を重視した。

よく喫煙所では本音やアイデアが出やすいなんて言われます。これは「働いているのとは違う時間」を設定しているからだと思います。自由な思考は、業務中の焦りがなくなった時に生まれます。

仕事中以外の時間をどう作り出すか、そこにこだわりました。この店は、オフィスワーカーの方に今のオフィスの延長線上の場所として使ってほしいです。

RETHINK CAFE SHIBUYA

RETHINK CAFE SHIBUYA

単なる“おしゃれなカフェ”に留まらない同店は、多くの職場にも応用できそうな示唆に富んでいる。

【RETHINK CAFE SHIBUYA】
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-16-13
電話番号:カフェ:03-6427-3853/ショップ:03-6427-3852
営業時間: 11:00~21:00
定休日:不定休
喫煙:全席禁煙(PloomTECHのみ使用可)

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Text by 漆舘たくみ

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