国土交通省は5月22日、新たに17地域の「ご当地ナンバー」の導入と41地域の「図柄入りナンバー」のデザインを発表しました。
図柄入りナンバープレートは今年10月から、ご当地ナンバーは東京オリンピックが開かれる2020年度からの導入を予定しています。
【リリース】ご当地ナンバーに仲間が増えます!
17地域を追加します。
平成32年度導入予定です。https://t.co/6kLBrfo4I8 pic.twitter.com/kRozFkOFiC— 国土交通省 (@MLIT_JAPAN) 2018年5月22日
新地域に知床、弘前、上越、飛鳥、出雲など
ご当地ナンバーには、新たに17地域が導入される予定です。
国土交通省の資料によると、2018年5月現在で自動車用ナンバープレートの地名は116地域。今回の追加で計133の地名が、ナンバープレートに刻印されるようになります。
世界自然遺産で知られる北海道の「知床」、桜祭りが有名な青森県の「弘前」、上杉謙信の地元である新潟県の「上越」、修学旅行で訪ねた人も多いだろう奈良県の「飛鳥」、縁結びのご利益がありそうな島根県の「出雲」などが加わります。

出典元:国土交通省「地域名表示の追加」
最多地域数は愛知県から東京都&千葉県に
2018年現在、ひとつの都道府県あたりでナンバーの地名が最も多いのは、自動車王国・愛知県の8地域です。
今回の導入では愛知県内での追加がない一方、東京都では23区の江東、葛飾、板橋の新たに3地域が導入。既存の7地域(品川、足立、練馬、杉並、世田谷、八王子、多摩)と合わせて10地域に。
千葉県も現在の6地域(千葉、習志野、野田、柏、成田、袖ヶ浦)に加えて新たに松戸、市川、船橋、市原の4地域のご当地ナンバー導入で10地域となり、東京都と並んで全国最多となります。
また、北海道では知床、苫小牧の2地域の追加で道内9地域になり、こちらも愛知県の数を超えました。

出典元:国土交通省「地域名表示の追加」
図柄入りナンバーは今年10月から
地方版図柄入りナンバープレートは、2018年10月からの交付を予定しています。
報道発表によると、地方版図柄入りナンバーは「“走る広告塔”としてのナンバープレートの機能に着目」したもので、一定額の寄付により、図柄をカラーにすることができます。寄付は「地域の交通改善 、観光振興などに資する取組み」の支援に使われるとしています。
なお、商用車、軽自動車にはそれぞれ緑、黄の枠がつきます。

出典元:国土交通省「地方版図柄入りナンバープレートデザイン」
41地域の全デザイン

出典元:国土交通省「地方版図柄入りナンバープレートデザイン」

出典元:国土交通省「地方版図柄入りナンバープレートデザイン」

出典元:国土交通省「地方版図柄入りナンバープレートデザイン」

出典元:国土交通省「地方版図柄入りナンバープレートデザイン」

出典元:国土交通省「地方版図柄入りナンバープレートデザイン」

出典元:国土交通省「地方版図柄入りナンバープレートデザイン」

出典元:国土交通省「地方版図柄入りナンバープレートデザイン」
これから、街中でなじみのある地域の名前や彩り豊かなナンバープレートを見かける機会が増えそうです。
※都道府県別のナンバーの地域数について、一部誤りがありました。お詫びして訂正いたします。(2018年5月23日)