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「嘘つきは、戦争の始まり。」宝島社が恒例の舌鋒鋭い新聞広告を掲載

「嘘つきは、戦争の始まり。」出典元:宝島社プレスリリース

「嘘つきは、戦争の始まり。」出典元:宝島社プレスリリース

「敵は、嘘。」

「嘘つきは、戦争の始まり。」

お正月も明けた1月7日、目が覚めるような舌鋒鋭いコピーが朝刊を読む人の目に飛び込んできました。

嘘に立ち向かってほしい

宝島社は1月7日、企業広告「敵は、嘘。」を読売新聞朝刊と日刊ゲンダイに、「嘘つきは、戦争の始まり。」を朝日新聞朝刊にそれぞれ掲載しました。

「敵は、嘘。」は、偽りの心を持つ者の手首を切り落とす伝説で知られるローマの彫刻「真実の口」が背景。

「敵は、嘘。」出典元:宝島社プレスリリース

「敵は、嘘。」出典元:宝島社プレスリリース

有名な石油まみれの水鳥の写真を載せた「嘘つきは、戦争の始まり。」では、当時のイラク政府による環境汚染の証拠とされ湾岸戦争が本格化する契機になったこの1枚について、実際のところは今なお真偽不明であると紹介します。

「嘘つきは、戦争の始まり。」出典元:宝島社プレスリリース

「嘘つきは、戦争の始まり。」出典元:宝島社プレスリリース

広告の狙いについて、宝島社は発表で次のように述べます。

連日メディアを賑わしている隠蔽、陰謀、収賄、改ざんの事件など、気がつくと、世界中に嘘が蔓延しています。それを伝えるニュースでさえ、フェイクニュースが飛び交い、何が真実なのか見えにくい時代になってしまいました。

人々は、次から次に出てくる嘘に慣れてしまい、怒ることを忘れているようにも見えます。嘘が蔓延している今の世界に対して、嘘についてあらためて考え、そして、嘘に立ち向かってほしい、そんな思いをこめて制作しました。

企業として社会に伝えたいメッセージ

同社の企業広告は「商品では伝えきれない“企業として社会に伝えたいメッセージ”」を訴えようと、1998年に開始。

これまで「いい国つくろう、何度でも。」(2011年)、「ヒトは、本を読まねばサルである。」(2012年)、当時がんを公表していた俳優の故樹木希林さんを起用した「死ぬときぐらい好きにさせてよ」(2016年)など、時の社会を鋭く風刺する言葉と写真を載せてきました。

出典元:宝島社プレスリリース

出典元:宝島社プレスリリース

出典元:宝島社プレスリリース

出典元:宝島社プレスリリース

出典元:宝島社プレスリリース

出典元:宝島社プレスリリース

思い返せば、2018年は「偽装」「虚偽」「改ざん」「フェイク」といった言葉が世間をにぎわせました。さまざまな立場の人が書類や記録をごまかし、やったやっていないの水掛け論に多くの人の時間が費やされています。

平成最後の年となる平成31年が幕を開けて1週間余り。5月1日には新しい元号に移り、次の時代が始まります。平成の恥ずべき部分を次世代に受け継がないように、ひとりひとりが心掛けたいものです。

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Text by 漆舘卓海

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