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湘南海岸のごみをカラフルな食器に!横浜のメーカーが海洋プラごみ再生を事業化

出典元:株式会社テクノラボプレスリリース

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プラスチック製品メーカーの株式会社テクノラボ(横浜市神奈川区)は11月20日、日本の海岸で回収した海洋プラスチックごみを雑貨や家具に加工する事業に乗り出すと発表した。

世界的な課題となっているプラスチックごみ問題に、企業の社会的責任を果たす活動の一環と位置づけて取り組む。

第1弾は色鮮やかな食器に再生

製品は「reBirth(リバース)」というブランド名で展開し、デザインは同社社員が手がけて社内で最終製品化まで担う。

第1弾として、神奈川・湘南地域の海岸に散乱するごみを原料に、アウトドア用の食器を製品化した。皿1枚あたり500mlタイプのペットボトル約5本に相当する量を使うという。

出典元:株式会社テクノラボプレスリリース

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11月22日(金)から東京・渋谷パルコにある、クラウドファンディングサービスと連携したショールーム「BOOSTER STUDIO by CAMPFIRE」で展示する。あわせて、2020年1月ごろまでクラウドファンディングを実施して事業資金を募る。

今後はプラごみの問題が深刻化している自治体とも連携する予定で、ボランティアや市民を交えた収集活動を企画し、ごみを原料とした工芸品を作る体験教室も計画している。

前述のクラウドファンディングで集めた資金は、体験教室で使う成型機の金型などの調達に充てるという。一連の取り組みを通じた、まちおこしにもつなげたい狙いだ。

出典元:株式会社テクノラボプレスリリース

出典元:株式会社テクノラボプレスリリース

将来的に海外展開も視野に

プラスチックは軽くてかつ丈夫、そして加工がしやすく安価な素材だ。しかし、海に流出すうと分解に長期間を要するため、国際社会の関心が高まっている。

今年6月に大阪市で開かれたG20首脳会議では、プラスチック廃棄による新たな海洋汚染を2050年までにゼロにする目標が掲げられた。

同社によると、再利用が定着するには高い回収コストへの対策などを進めていく必要があり、多くの課題が残っているという。

将来的には海外展開も視野に入れる。独ヘルムホルツ環境研究センターの研究によると、海洋に流出するプラスチック廃棄物の約9割が中国・長江や東南アジアのメコン川など10河川から流れているといい、河口付近でのごみ収集活動や現地での体験活動を行う予定だ。

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Text by 漆舘たくみ

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