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【熱望】展覧会の行列の横に「立売りミュージアムショップ」があったら最高だと思う

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上野恩賜公園にひたすら続く長い長い行列、彼らはパンダを見にいくわけではない。パンケーキや温かいラーメンを食べにいくわけでもない。そう、絵を見に行くのだ!というわけで、もう去年の話になっちゃうんですが行ってきました。上野の森美術館『怖い絵展』。混んでるという話は聞いてたんですが、正直ナメてました。

待ち時間120分の行列

普段美術館には縁がない弟を連れ出し、コンビニでチケットを買い、日曜の9時過ぎに到着。最後尾の看板には待ち時間90分の文字。そこから並んで入館できたのは11時過ぎ待ち時間約2時間。並んでいる最中思い出していました。若冲展に並んだあの雨の日を。

インスタレーションアート:群人鑑賞図

上野の東京都美術館で2016年春に開催された『若冲展』。平日の8:45から並んでチケットをピッとやってもらったのが10:30過ぎ。館内に入り、見終わって出てきた頃には待ち時間が260分に。

しかし、行列最後尾の彼らは知らない。4時間以上待った先にある名画:動植綵絵「群鶏図」が群人鑑賞図というインスタレーションアートになっていることを。全体図はおろか鶏は半分も見えないということを。

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行列なのに整理券を配布しないのはなぜ?

向かいの国立科学博物館の「深海展」では整理券を配布してたらしいので、東京都美術館に問い合わせてみたところご回答をいただきました。整理券を配るか否かは、美術館と共催企業の方達で話合ったそうなのですが、整理券を配ると今度は整理券をもらうための行列が発生してしまうということや、整理券を発行すると遅い時間へのずり込みが発生して、作品保護のため照明を当てられる時間も限られており夜間延長も難しかったため整理券を配布しなかったそうです。実際作品保護のために会期自体も短かったです。

上野の森美術館さんは行列の捌きは業者さんに任せていて、整理券を配布するかどうかもその展覧会を企画したとこの方針次第だそうです。

提案:出張立売りミュージアムショップ

いろいろ事情があることはわかりました。でも『怖い絵展』に並んでる時、入館直前に展示してある絵の説明書きみたいなのをもらったんですね。美術館に行くとだいたいもらうアレです。展示位置と説明がかいてあるあの紙です。

「読み込む時間たっぷりあったのに何故こんな入館直前に…」

絵を見ながら文章読むのは時間かかるし混雑の元、こんなもんあるならもっと早く配って欲しかったよ!てなわけで、並んでる最中ずっと考えていたのですが、長蛇の列ができるような展覧会の主催企業様。できればこんな感じの出張立売りミュージアムショップみたいなのを行列の周りでやっていただけないでしょうか。

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行列の周りをウロウロして先に読んでおいた方が良いものを配るとか、関連書籍とかムック本を売るとか、何だったら寒い日はおしるこ売っちゃうとか。

もちろん行列に対する下準備ゼロのまま行ってしまったコチラにも落ち度はあるんですが。並んでるとは知らずに飛行機乗って地方から来た人もいたりするので、ただ待ってるだけの時間が楽しいものになったら良いなと思うんですよね。

並んででも実物を見たい。実物と画像は全然違うから

絵なんて、ネットの画像や画集でいくらでも見られるじゃないかという人もいるでしょう。それが実物と画像は全然違うんです。絵は真っ平らだと思ってる人もいるかもしれませんが、絵は平面ではありません。立体なんです。

例えばゴッホ。画像とか印刷だとあんまわかりませんが、ゴッホの絵って「絵の具の塑像かよ!絵の具どんだけ使ったんだよ!」ってくらいモリモリに盛り上がってます。そして、先述の若冲。人の壁の隙間からギリ確認できた若冲の鬼ディティールはハンパじゃないです。

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若冲展にはこんな超絶リアルな鶏が養鶏場さながらにワサワサいました。鶏だけじゃなく様々な動植物が印刷では伝わらない立体感で表現されていました。

美術館へ行ってみよう

並ばずに入れる展覧会もいっぱいあります。ていうか、基本的に並ばない展覧会ばかりです。漫画やアニメの展示があったりもします。お近くの美術館・博物館のHPを検索してみてください。今やってる展示に興味がなくても、次の次の展示は見たくなるかもしれません。

まだまだ寒い日が続きます。今度の週末は温かい美術館でのんびりアート鑑賞なんていかがでしょうか?

過去の連載はこちら↓

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Text by ウラケン

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