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「お年寄り」って何歳から?日本では約68歳から「おじいさん」

123RF

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「お兄さん、お姉さん」「おじさん、おばさん」「おじいさん、おばあさん」。年を重ねるとともに呼び方も変わってくるが、その境界はあいまいなもの。およその目安はあるものの、明確な定義がないだけに、「いったい何歳から?」と迷うことも多い。特に昨今は、寿命の伸びとともに若々しい「お年寄り」が増えている。うっかり「おじいさん(おばあさん)!」と呼びかけて、ひんしゅくを買ってしまった……なんて経験のある人もいるだろう。

そんなデリケートな年代の定義について、日本では約68歳から「お年寄り」と認識されていることが、2014年7月17日発表のカンター・ジャパンの調査で分かった。

「お年寄り」は何歳から?世界平均は63.4歳

世界24カ国の16歳以上の男女を対象に行われた同調査によると、「お年寄り」として認識され始める年齢の全体平均は63.4歳となっている。国別で見ると、平均年齢が最も高かったのはイタリアで72.2歳、最も低かったのはインドネシアで51.2歳という結果に。その差は21.0歳で、先進国とされる国の方が比較的高い年齢まで「お年寄り」と認識されていないことが分かった。

60歳はまだ若い!日本は平均約68歳から

また、日本は平均67.7歳で、24カ国中6番目になっている。その分布を見ると、「61~70歳」(65%)が最も高く、次いで「51~60歳」(20%)、「71~80歳」(13%)となっている。

一方、開始平均年齢が最も低いインドネシアでは、40~60歳が88%を占め、61歳以上はわずか12%という結果になった。日本では60~65歳に仕事を引退する人が多く、また年金受給開始年齢は原則65歳からとされている。そうした社会的立場や社会保障なども影響してか、日本では60代半ばすぎから「お年寄り」と考える傾向にあるようだ。

ちなみに2012年に内閣府が行った調査によると、団塊の世代(1947~1949年生まれ)が考える「高齢者」とは「70歳以上」が約8割を占め、「(60歳以上)70歳以下」は約1割という結果になっている。つまり、65歳前後の人からすれば、自身を含む60代はまだまだ現役世代ということ。人によって体力や見た目に差はあるものの、「おじいさん、おばあさん」と気安く呼びかけるのには、注意が必要かもしれない。

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