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CO2換算で中国の年間排出量の約4分の1! 中国・インドなどからCO2より1万4800倍強力な「超」温室効果ガスが今後排出されるとの懸念

shutterstock

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 地球温暖化が進み、さまざまな影響が表面化しつつある現在、さらに温暖化を加速させるような新たな懸念が報告された。

 

 国際的なNGOである環境調査機関(EIA)の最新の調査書で、中国とインドが今後10年でフロン23と呼ばれる「超」温室効果ガスをより多く放出する可能性があると報告した。

 

フロン23(別名:HFC-23、フルオロホルム)はエアコンや冷蔵庫などに使われているフルオロカーボン(HCFC-22)から生成される副産物。二酸化炭素よりも1万4800倍の温室効果を持ち、地球温暖化を促進すると考えられる。

 

EIAの調査により、廃棄処理する技術と援助費用を受けながらも、中国とインドの多くの工場ではフロン23をいまだ排出している可能性があると判明した。他の発展途上国でも同様の状況が予想される。もしそれが現実だとすると、二酸化炭素量にして約200億トン(中国の年間排出量の約4分の1)が排出される計算になるという。

 

「中国とインドの産業界はフロン23という環境破壊爆弾でもって、多額のお金をせびるために世界中を脅しているようなもの」とEIAの国際ポリシーアドバイザーのMark W. Roberts氏は述べている。フロン23を廃棄処理する費用は非常に安価。しかし、製造業者はフルオロカーボンとフロン23の生産量をコントロールして、炭素排出枠の取引による収入で大金を得ているという。

 

唯一の希望はモントリオール議定書に基づくアメリカと中国のフロンガスの削減に向けた共同決議が2週間前に締結されたことだ。「中国政府は、この爆弾を鎮める機会を得た。この決議どおり、全ての中国の工場のフロン23を廃棄するよう速やかに取り組むべきだ」とMark W. Roberts氏は述べている。

 

先進国ではフロン23の大気への放出は禁止されているが、途上国を含めた形でのフロン23の排出を阻止するための具体策が求められている。

 

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