シェア

あなたの遺骨も楽聖のそばに?ウィーン中央墓地に日本人用墓所が誕生

flickr_Yasuyuki Miyagi

flickr_Yasuyuki Miyagi

音楽の都ウィーン。モーツァルトにベートーヴェン、シューベルトにブラームスといった「楽聖」と称される音楽家たちがかつて活躍した町であり、今日でもニューイヤーコンサートを始め盛んに催されるクラシック音楽イベントは日本からの観光客にも人気の的となっている。

そうした楽聖たちが埋葬されているのがウィーン中央墓地。映画『第三の男』ラストシーンの舞台として知られ、クラシック愛好家の巡礼地としても観光スポットとなっているが、その中央墓地にてなんと日本人のための墓所が提供中という。

 楽聖の傍に永眠したいという自身の思いからの企画

その企画者は姫路市に本社を置くワールド・ミュージックファン・セメタリー株式会社。その名の通り音楽ファンに向けた霊園使用権の販売や賃貸・運営管理を提供しており、代表取締役の三島成康氏自身もフルートを奏するクラシック音楽ファンだという。

10年前まで葬儀社の社長をしていたという三島氏だが、初めてウィーン中央墓地を訪れた際、死後、この墓地で偉大な音楽家たちの傍に眠りたいという強い思いを抱く。その後、同じ希望を持った音楽ファンがいるという確信から2009年に同社を設立。翌年には中央墓地との借り入れ契約にこぎつけた。

楽聖たちの墓所近くの霊廟に310基

借り入れた場所はベートーヴェン、モーツァルト、ブラームスにシュトラウスの墓があるセクション32Aに近い霊廟で、納骨スペースは計310基。値段のほうは、中央墓地での葬儀料金込みで一人あたり300万円。火葬は日本で済ませ、灰を入れた骨壷を同地に運ぶ形となるようだ。すでに昨年夏より販売を開始しているという。

クラシック音楽を愛し、死後の生に思いを寄せる日本人にとっては、魅力的な提供ではないだろうか。

[youtube]http://www.youtube.com/watch?v=_xJUXWP4Ug4[/youtube]

Posted: |Updated:

Text by 宮城保之

Ranking

All Categorys Ranking総合ランキング